【概要】クラフトビールブルワリーをキャンピングカーでめぐる「クラフトビールブルワリー探訪記」vol.2 東京・祖師ヶ谷大蔵編。2カ所のクラフトビールブルワリーを紹介。

「今度、一緒に取材に行きたい!」と関係各位から好評だった前回。みんな、お酒が好きなんだなぁ(!?)と実感した「クラフトビールブルワリー探訪記」の2回目。

祖師ヶ谷大蔵駅は東京都世田谷区にある小田急線の駅。

今回は東京世田谷区の祖師ヶ谷大蔵駅周辺のお店へ。「そんな住宅街にクラフトビールのブルワリーなんてある?」と思った読者の皆さん! 調べてみると東京23区内にも、たくさんブルワリーがあるんですよ。

本来ならもう少し遠出をして、「旅とクラフトビールを楽しむ」というのが、この連載の企画趣旨。しかし今回は、相棒のページ担当者・渡辺さんがお休みとなったこと。

そして、同企画の主役である美優さんは、キャンピングカーに携わる仕事をしているものの、長期の車中泊にまだチャレンジ前ということもあり、今回は近場での車中泊&探訪記となった。ちなみに運転&取材は、「飲んでるみたいな下戸」のノンアル大橋が担当。

円谷プロダクションの最初の社屋があったため、「ウルトラマン」が至るところにいる。そして意外にも、駅前や住宅地にクラフトビールのブルワリーがある街でもある。

さて、まずは1軒目。まさに閑静な住宅街といえる世田谷の街角にある「ライオットビール」へ。コンパクトなたたずまいながら、そのインパクトは強烈で、パンクなイメージが世田谷では異彩を放っていた。

そして2軒目。駅から近く、入りやすい店構えが特徴の「祖師ヶ谷ビール工房」へ。こちらは広い店内で落ち着いてビールと料理を楽しめる。そして飲み放題プランがあるので、いろいろ飲み比べができる。

この2軒、ベクトルはまったく異なるのだが共通点はある。それはビールも、店内の雰囲気づくりも、そして接客も、居心地のいい空間となっていること。美優さんが「また来たい」と言ったので再訪決定です。

今回のキャンピングカー/東和モータース販売・MOBBY(モビー)

前回は人気の軽キャンパー・インディ108だったが、今回は昨年発売されたモビーR2Bでお出かけ。

ボディは4990×1920×2800mmという乗りやすいサイズながら、ゆったりとしたダイネットとエアコンなどの快適装備を採用。いま注目のキャブコンだ。

旅好き・お酒好きで、同企画のイメージキャラである美優さんは、キャンピングカーに携わる仕事をしている。

RIOT BEER(ライオットビール)

平日は15時からだが、早くから常連のお客さんたちが、和気あいあいとクラフトビールを楽しんでいる。地元密着型な感じもいい。

世田谷の住宅街に突如出現!?
パンクなアパレルも買えちゃう

2018年に誕生したマイクロブルワリー。祖師ヶ谷大蔵駅から住宅街を歩くと、突如パンクなお店が見えてくる。それがこのライオットビールだ。

タップは最大10種類。自家醸造を含めた国産クラフトビールで、メニューを見ると「麦芽のボディ感を大切にしながら、ホッピー感あふれるアメリカンなスタイル」とのこと。

ライオットビールには店内外にパンクなアパレルがディスプレイされており、購入できる。

さらには「モルティなイングリッシュテイストやベルジャンスタイル」も楽しめるという。住宅街にある貴重なお店。

IPAが好きという美優さん。まずは「サルベーション」なるIPAからスタート。10種類のなかから、お好みを選んで飲み比べていく。「これおいしい!」の声が上がると、こちらもうれしい。

手づくりパイもおいしい! 名物の「ビールと麦芽を使った自家製ピザ」は、残念ながら売り切れ。「次回食べにきます!」と美優さん。

締めは「ライオットレッド」というIPA。どっしりとした深い味わい。

ライオットビール
●住所:東京都世田谷区砧5-11-10
●営業時間:15:00~21:00(平日)、13:00~18:00(土日祝)

祖師ヶ谷ビール工房

気取らず気軽に入ることができる外観。

飲み放題プランがうれしい
しっかり飲める駅横ブルワリー

祖師ヶ谷大蔵駅から歩いて1分。2022年4月にオープンしたブリューパブで、料理も楽しめるのがポイント。

祖師ヶ谷大蔵駅らしく、ウルトラマンが出迎えてくれる。駅から歩いて1分……というよりは、もはや「駅横」という立地。

都内でクラフトビールを製造・販売する柴田屋の麦酒企画が手がけており、高円寺や荻窪などにも店舗がある。

落ち着ける広い店内。

この祖師ヶ谷ビール工房は「毎日立ち寄りたくなるお店」がコンセプト。クラフトビールは自家製を含む8種類を常時楽しむことができる。

飲み放題プランもあるので、いろいろと飲み比べたい人におすすめ。

もちろん「飲み放題プラン」を頼んだ 美優さん。まずは自家製の「せたがや クリーム」を飲み干す。その後、好き なIPAを、ということで「Winter IPA」 をチョイス。

今回ビールと一緒に食べたのは、「今週のおばんざい4種盛り合わせ」。

そして「自家製ビール衣のフィッシュ&チップス」+ヴィネガー。どっちもビールのお供としても完璧!

祖師ヶ谷ビール工房
●住所:東京都世田谷区祖師谷3-1-7 小田急マルシェ内
●電話番号:080-6830-9246
●営業時間:17:00 ~ 22:30(水~金)/12:00~22:30(土)/12:00~22:00(日・祝)
●定休日:月・火曜

※車中泊であっても、飲酒後の時間が短い場合は体内にアルコールが残っていることもあります。しっかりと時間をおいてから運転を再開するようにしてください。

ほろ酔い女子:稲葉美優 
写真・文:大橋保之(カーネル編集部) 
(カーネル2024年5月号vol.66)