【概要】車中泊をする際に守ってほしい基本マナー7カ条を車中泊雑誌『カーネル』編集部が紹介。

自由度が高い車中泊だけれど、なんでもアリなわけではない。みんなが気持ちよく車中泊するために、車中泊雑誌『カーネル』流、守ってほしい車中泊の基本マナーを紹介しよう。

1.駐車場でのキャンプ行為はしない

キャンプ行為とは、テントやタープの設営、テーブルやチェアを出して食事をする、屋外で火を使った調理をするなどのこと。

高速道路のサービスエリアやパーキングエリア(SA・PA)、道の駅の駐車場は安全運転のための休憩所であって、キャンプを楽しむ場所ではない。車中泊は仮眠程度で利用するのが原則。キャンプ行為なんてもってのほか。

まれにごく一部の人によるキャンプ行為が取りざたされ、そんなマナー違反から車中泊を禁止にした道の駅もある。軽率な行為で大切な車中泊スポットを失わないよう気を付けたい。

車中泊キャンプを楽しみたいなら、オートキャンプ場や火の使用がOKなRVパークなどを利用しよう。

2.駐車エリアは必ず守ろう

ハイシーズンのSA・PA、道の駅の駐車場は混雑しており、車中泊場所がなかなか見つからないことも。だからといって小型、中型車や一般車が大型車用、身障者用の駐車エリアに止めてしまうのは重大なマナー違反。

トラックやバスは大型車両スペースにしか止められないので混雑や渋滞の原因になるし、特に長距離ドライバーは1回の休憩がかなり重要。

身障者用駐車エリアは車イス使用や怪我をしている人、高齢者や妊娠中の人などが使いやすいよう施設の近くに設けられたもの。必要な人が必要なときに使えるようにしておこう。

3.車中泊時はアイドリングストップ!

一般車での車中泊旅は、暑さ、寒さが骨身に染みる。ついエンジンをかけてエアコンを使いたくなってしまうが、車中泊時はアイドリングストップが基本だ。

夜間は思った以上にエンジン音が響き渡って周囲の迷惑になるし、不要な排気ガスも排出されてしまう。ただし、猛暑や酷寒などで命に関わる状態のときは、躊躇なくエアコンを使用しよう。

その際、注意してほしいのは積雪時。雪でマフラーがふさがれてしまうと車内に排気ガスが逆流し、一酸化炭素中毒で死に至ることもある。そうなる前に危険を察知して、車中泊を中止することも考えよう。

4.ゴミは持ち帰るのが基本

長期の車中泊旅になると車内にゴミがたまっていくけれど、自分が出したゴミは持ち帰るのが基本だ。

SA・PAのゴミ箱に捨てていいのは高速道路上で出たゴミだけで、NEXCOも高速道路外からの持ち込みゴミは自粛するよう呼びかけている。

車中泊旅中に出たゴミは、ゴミ処理可能なRVパークなどを旅程に取り入れるなどして、処理をしよう。

5.長期滞在=車上生活者にならないように

正式に車中泊が認められているRVパークやキャンプ場以外での長期滞在はNGだ。特にSA・PAや道の駅の駐車場はあくまで休憩所で、連泊などをして占有するのはマナー違反。

ほかの利用者の迷惑になるばかりでなく、はたから見れば長期滞在=車上生活者だ。いくら気に入った場所であっても長期滞在はしないこと。

6.共有設備はきれいに使い、備品を持ち出さない

車中泊した駐車場、使用後のトイレや洗面所などの共用施設は、次に使う人が不快に思わないようきれいにしておくのがマナー。「来たときよりもきれいに」の精神で、使用後はいま一度確認を。

また、共有施設のトイレットペーパーや石けんなどの備品を持ち出したり、コンセントから勝手に充電したりするのは犯罪だ。絶対に禁止!

7.ペットマナーを守ろう

ペットと車中泊旅に出かける人も多いけれど、他人に迷惑をかけないようにすることも飼い主の義務。リード必携、無駄吠えさせない、糞尿の処理などは徹底を。

またペットに対する過信は禁物。犬嫌いな人は小型犬だって怖いし、なかにはペットアレルギーの人もいる。全員がペットに好意的だと思わず行動しよう。

イラスト:さいば☆しん 
写真:まるなな ほかゴミ箱
文:カーネル編集部