【概要】ジャパンキャンピングカーショー2024の展示車両のなかから、車中泊女子・まるななさんが注目した4モデルを紹介。

日本最大級のキャンピングカーの祭典「ジャパンキャンピングカーショー(JCCS)2024」が2024年2月2日~5日に開催され、多くの来場者でにぎわった。

2年連続キャンピングカーアワード受賞のNEWS小山慶一郎氏に貸与されるトイファクトリー・ダヴィンチ6.0。

4日間の来場者数は約4万6500人と、レジャーだけでなく災害対策としても活用できるキャンピングカーの関心の高さがうかがえた。展示車数は過去最高レベルの380台以上!

その最新モデルのなかから、注目すべき4モデルを徹底解剖しよう!

フレックス モビー・ディックベルーガ

趣味から普段使いまでこなすおしゃれ仕様

ハイエースのワイド・ミドルルーフで立体駐車場に入るサイズ。3人掛けの2列目シートに子どもを乗せられるから、送迎や買い物など普段使いのクルマとしても◎。

後方のベッドを展開したまま2列目にテーブルを設置でき、子どもは後ろ、大人は前でくつろぐなど、空間を分けて使うことができる。

横向きレイアウトでベッド展開をしなくても、横になれるのがうれしい。

冷蔵庫はスライドドア横にあり、アクセスも良好。ギャレーのシンクは後方に設置され、シャワーヘッドが伸びるからペットの足を洗うのに便利かも。

フレックスのオリジナルパーツも要チェック!

アシグリップエース シフトノブ

キャンプギアのガレージブランド・アシモクラフツとコラボしたシフトノブは、美しい木目、触り心地、握りやすさなど細部にまでこだわったアイテム。購入できるのはフレックスだけ! 人気商品なので、検討している人は店舗に確認してみて。

ティーフォース

ボルトで固定するだけで取り付けできる、オリジナルフロントスポイラーも注目の一品。丸目ライトに変更できるキット「ReClassic」と組み合せれば、レトロ感あるフロントフェイスの完成。ハイエース200系の4型以降に対応。

バンショップミカミ テントむしF1タイプ

元祖軽キャンパーに新レイアウト登場!

まるななも乗っている軽キャンパー・テントむし。既存モデルには、対面式ダイネットのFタイプと横向きシートのSタイプがあるが、その中間となるF1タイプが新登場。

1名掛けリアシートの向きを前後に変えられるので、走行時は前向き乗車で乗りやすく、休憩時は後向きでダイネットとして利用可能。テーブルを展開したまま横になれるのもかなり高ポイント!

テーブルを外し、1名掛けシートを倒すと2名就寝可能なベッドに。横向きシート下に収納スペースがあるから、長期旅にもよさそう。

オプションでDCクーラーの設置もでき、夏の車中泊でも快適に過ごせる!

アルフレックス ミア・ピクニカ

驚きのギミック満載! 新しいN-VANのカタチ

コンセプトは女性ソロ旅。ソファ下には飛行機持ち込み可能サイズのキャリーケースが収納できるほか、ポータブル電源を見えないように設置できたり、軽い材質のベッドマットを採用していたりと女性が使いやすい設計に。

ベッドは大人1名が十分に寝られる広さ。ソロ旅のよき相棒になってくれそう。

リアゲートを開けると、ベッド下には収納式のギャレーとミニテーブル。

なんと取り外しが可能で、ギャレーは助手席ダッシュボードに、ミニテーブルはドアに移動させられるという。この発想がすごい!

かーいんてりあ高橋 リラックスワゴン ハクババージョン

まるで動く別荘! 数量限定の記念モデル

ロングセラーの「リラックスワゴンインフィニティ」の快適さと使い勝手のよさをそのままに、インテリアを山小屋風にアレンジ。

白木があしらわれ、テーブルに一枚板を使用、天然木の温もりを感じられる仕上がり。リアのマルチボードには、小物入れとティッシュケースがあって気が利いている!

ルーフクーラーと240Wのソーラーパネルを標準装備。

ギャレーのフタを開くと、シンクと大きな鏡が登場。メイクや洗い物にも重宝しそうだ。

座席下にはスキー板などの長物の収納OK!

まるなな プロフィール

軽キャン歴7年。愛車はバンショップミカミ・テントむしの車中泊女子。旅の様子はYouTube「まるななちゃんネル」とブログ「まるななブログ」配信中。

写真・文:まるなな 
写真:rui、中里慎一郎 
出典:カーネル2024年5月号vol.66