【概要】ジャパンキャンピングカーショー2024「第12回キャンピングカーアワード」を受賞したNEWS・小山慶一郎さんのインタビュー。

「第12回キャンピングカーアワード」を、NEWSの小山慶一郎さんが受賞。キャンピングカーとアウトドアを愛する著名人を日本RV協会が表彰する賞で、小山さんは第11回に引き続き2年連続の受賞となる。

ジャパンキャンピングカーショー2024のキャンピングカーアワード授賞式。日本RV協会の荒木賢治会長と。

小山さんがキャンピングカーライフを楽しんでいることは、テレビ『NEWS小山のおしゃキャン! どう?』の番組内で、前回副賞だったキャンピングカー・トイファクトリー「バレイア」が幾度となく登場したので、ご存じの方も多いはず。

今回は2回目の受賞について、そして1年間キャンピングカーに乗って感じたことを語ってもらった。

キャンピングカーアワードを2年連続で受賞した「おしゃキャン」代表

カーネル編集部(以下、編集部):2年連続受賞の感想を教えてください。

小山慶一郎さん(以下、小山):じつは、狙っていました(笑)。テレビ番組で、バレイアをたくさん使っているのを協会の方に見ていただいており、「もう一度受賞してほしい」とのお話をいただきました。もちろん、喜んでお受けしました。

第12回キャンピングカーアワード授賞式にて。小山さんが一度やってみたかったというポーズ。

編集部:受賞後、キャンピングカーライフで変わったことはありますか?

小山:テントを一度も張っていません。それくらいキャンピングカーがよすぎたんですよ。バレイアは、断熱加工、FFヒーター、エアコンが効いていて、季節を問わずキャンプに行けるようになったのが大きいですね。

編集部:キャンプ場選びなどは変わりましたか?

小山:変わりましたね。クルマを横付けできるサイトを選ぶようになりました。キャンピングカーならオーニングとイス、テーブルを出すだけで設営時間が半分になったから、みんなより早くくつろげるようになったし、それを見ていた友人家族もキャンピングカーをほしがっていますよ。

以前は、疲れているけどキャンプ行きたいってときは葛藤していましたが、いまは体ひとつで行けるから、キャンプがより身近になりました。

来年40歳になりますが、自分の趣味と改めて向きあったときに「どう楽しく年を重ねていけるか」を考えるようになりました。そんなとき、キャンプやクルマの存在が大きくて……。

キャンピングカー業界の方とつながり、「こんなクルマがあるよ」とか、いろいろ教えてくれるんです。今回の副賞は、トイファクトリー・ダヴィンチを選びましたが「これをどう変えていこうかな?」と考えるのが、今後の楽しみです。

第12回キャンピングカーアワード授賞式にてダヴィンチと。

編集部:ダヴィンチを選んだ理由は?

小山:フィアット・デュカトベースで、広くて“動く家”というところです。家ごと自分の好きな環境に移動できる贅沢を、皆さんにも知ってほしいですね。

編集部:今回、ダヴィンチでこだわったところはどこですか?

小山:キャンピングカーっぽくないツヤのあるブラックにしましたが、「アウトドア感を出そう」ということになり、タイヤを変え、ラダーを取り付けました。キャンプ場では、夜が暗かったので車体の上にライトも装着。高級感があるアウトドア仕様になったと思います。

第12回キャンピングカーアワード授賞式にて。

編集部:大きいクルマの運転はいかがですか?

小山:超怖いですよ(笑)。ダヴィンチに感知用ソナーがあるか、真っ先に確認しました。しかも車高が高いので、スーパーやレストランの駐車場では高さに気をつけないと……。クルマの上にライトも付けちゃったし。

編集部:昨年のキャンピングカーでの思い出を教えてください。

小山:後輩たちを乗せてキャンプに行けたことが一番の思い出ですね。

編集部:後輩の皆さんの反応は?

小山:「欲しい!」ですね。「だろ!」って。どんどん後輩たちを乗せて、「キャンピングカー沼」にハマらせようと思っています。

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終始リラックスした雰囲気で、熱く、そして楽しげに語る小山さん。取材陣からも笑い声があがる。ひとつひとつの話からキャンピングカー愛が伝わり、実際に乗っているからわかる「キャンカーあるある」に、こちらも大きくうなずいてしまう。

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編集部:キャンピングカーならではの、よかったことは?

小山:『おしゃキャン!』のロケは夜に終わるのですが、ぼくは帰らないんですよ。そのまま海辺のキャンプ場に泊まりました。目が覚めて……朝起きたら目の前にバーっと海が広がっていて!

バレイアのドアを開けて、まずはコーヒーを淹れて。海を眺めながらコーヒーを飲み、「なんか生きててよかった〜」って思っちゃって(笑)。それがぼくにとって一番贅沢でよかった光景。

第12回キャンピングカーアワード授賞式にて。キャンピングカートークがはずむ。

編集部:困ったことはありましたか? 

小山:ないですね。びっくりしたことはありました。高速道路のSAでぼくがいないときに、クルマの周りに人だかりができちゃって。バレイアを派手に作っちゃったから。

編集部:さすがにバレていませんか?

小山:それが、ぼくのことじゃなくて、みんなクルマを見ているんですよ(笑)。車内にこもってパンを食べているときに、カーテンを開けたら人がいたとか。でも不便なことはひとつもなかったです。

第12回キャンピングカーアワード授賞式にて。

編集部:では最後に、2024年にやりたいことは?

まずは、関東圏から出て旅に行きたいです。出雲の友人がキャンプ場を作ったので、車中泊をしながら行きたいなと思っています。

(前号のカーネル64の表紙である、鹿島神宮の鳥居を見ながら……)ここ、超いいですね! 僕のインスタグラムは「ジャパニーズカルチャー」がテーマです。カメラも買ったし、こんな写真を撮りたい。

昨年は僕がキャンピングカーを“味わった”ので、今年はキャンピングカーの魅力を皆さんに“発信”していきたいです。

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キャンピングカーアワードの取材はあっという間に終了。新しい相棒ダヴィンチも小山さんの番組内で紹介されるはず。どんな“おしゃ”に仕上がっているか、楽しみだ。