【概要】1984年式フォルクスワーゲン ヴァナゴン ウェストファリアのオーナー・東屋雅美さんの車中泊スタイルを紹介。

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窓側にあったテーブルを移動すればセンターテーブルとして利用できる。テーブル支柱は壁側から車内の内側に伸びているので、足元のスペースも広く、狭い車内であっても使いやすいのが特徴。

左側のキャビネット上部を開けると、コンロとシンクが使える。フロント側のテーブルは回転させることで、キッチンサイドテーブルにもなる。

冷蔵庫は電気、ガスでも稼働する3wayタイプだが、ガスの設備であるLPGタンクを取り外しているので、冷蔵庫として使わず、収納スペースに。

ヴィンテージのクーラーボックスやウォータージャグなども積み込まれている。

コンパクトなボディサイズだが、車内にはたくさんの収納スペースがある。

左側に設置されたキャビネットは、リア側が天井まで立ち上がり、車外からも荷物が取り出しやすい扉が取り付けられている。

ベンチシートの座面を前方に引き出すと、背もたれ部分とリアフロアがフラットになり、簡単にベッドを展開できる。シート生地は購入時のまま。

ルーフトップを上げ、折りたたんでいるフロアマットを広げると、大人2名が寝られるベッドスペースが現れる。

追加したFFヒーターのおかげで、寒いスキー旅行などにも行けるようになった。

ポータブルトイレは、子どもたちが小さいころ、非常用に設置していたもの。

回転するフロントシートはレカロシートに変えられていた。

純正メーターパネルには、速度計と時計のみなので、回転計などのメーター類を追加。クーラーもコンプレッサーから交換して、しっかりと冷やしてくれる。

カヌーを載せるときには、ポップアップルーフ部分にキャリアを設置。FRP部分に装着された短いレールのパーツを使ってキャリアを固定。キャリアは簡単に外せるので、ふだんは装着していない。

※記事の内容は掲載当時(2023年4月)のものになります

写真:中里慎一郎 
文:渡辺圭史 
初出:カーネル2023年5月号vol.60