【概要】車中泊女子・さおりんごさんによる車中泊&釣りレポート。今回は群馬県の赤城大沼で氷上ワカサギ釣りに挑戦。車中泊や船宿、釣りの模様やレシピなど。

皆さんこんにちは! 連載6回目は、昨年シーズンにチャレンジしてきた氷上ワカサギ釣りですよ。

今回は船には乗らないとはいえ、やはり釣りは朝イチからやりたい私は、前泊車中泊で決定。

前日に赤城山を登っていくと、だんだん雪が積もってきて、赤城大沼に到着する頃にはすっかり雪深く、気温はマイナス15℃。

私のクルマにはFFヒーターが付いていないのですが、キャンピングカーなので、断熱材がしっかりしていること。

そしてコンパクトな車内のため、すぐ暖かくなるので、ふたりなら寝るときも全然寒くないのです(笑)。

今回訪れた釣宿 青木旅館

釣り以外に、食事、宿泊、日帰り温泉も利用できる。本館と別館があって、釣ったワカサギを調理してもらうことも可能。

釣り道具のレンタルも豊富なので手ぶらでもOK! ※氷上ワカサギ釣りは1〜3月頃(要確認)

住所:群馬県前橋市富士見町赤城山8
電話:027-287-8511
https://www.aokiryokan.co.jp

青木旅館の駐車場で車中泊!

今回は青木旅館さんの駐車場に車中泊の許可をいただいてお泊まりました。

−15℃でもキャンピングカーなら断熱材がしっかりしているので、ポータブル電源で動く小さいファンヒーターと、電気毛布、そして羽毛布団で十分暖かく寝られます。

寝る前に鍋焼きうどんを食べて、温泉に入ったので、朝までホカホカに眠れました。

氷の湖面でいざ勝負!?

スキー板の付いたテントに荷物を載せて滑らせて移動!

釣り当日の朝! 雪が降っていて、まだ薄暗いなか、道具をレンタルして雪の積もった氷の湖面へ向かいます。

ワカサギ釣りに使うスキー板の付いたカタツムリテントを引きずりながら、釣り場を探します。

湖面に穴をあけるのは大変……というときは、頼めばスタッフが電動であけてくれるので安心です。

釣り場を決めたら、セッティング! 氷に穴をあけて、と。これだけで、すでに満足できるほど楽しい。

あとはテント内に座った状態で、すべてが完結できるようにセットします。

テントの座る部分には、クッション素材が付いているのでうれしい。

テントを閉じると、カタツムリみたいなのでカタツムリテント! 

すべての道具は、レンタルと購入でそろうので手ぶらでOK。

借りたストーブをつけて、カタツムリテントを閉じれば、風も当たらず、けっこう暖かいのです。 

こんなに晴れていても気温は−4℃! 最初に湖面に立ったときは、割れないか少しドキドキしました。

湖なので当たり前ですが、平坦ですべてが真っ白な景色は壮大でとても美しかったです。

いざ釣りを始めると、プルプルっとした小さな当たりが!

今回はリールもない、手で糸を手繰る釣り方。難しかったのですが、それがまた燃えるのです。

今回の相棒のえみちゃん。釣りも旅も相棒は大切! 楽しさが何倍も変わりますよね。

えみちゃんは釣りがとってもうまいので、いろいろと教えてくれるのです。

これこれ! 憧れの湖面でのカップ麺。ずっとやってみたかったのです。

マイナス温度の世界で、ホカホカの麺をすする。いつもよりも何倍もおいしく感じます。

最高のお昼寝!?

午後になり、そろそろ撤収です。なんだかんだで50匹ほど釣れて大満足!

氷上ワカサギ釣りは、たとえ釣れなくても、とっても楽しいので、ぜひおすすめです!

私も昔から憧れがあったのですが、車中泊ができるようになってからは、気軽に行けて、毎年楽しむようになりました。

絶対また来年も行くぞーー!!

今回の釣果

ワカサギは小さい魚ですが、なかにはこんなに大きめのサイズも混じっていました。

当たりも繊細なので、釣っている時間はすごい集中力が必要でした。

気づけば、時間はあっという間に過ぎていて、帰る頃には首がバキバキ(笑)。

さおりんご食堂

定番でありテッパンのワカサギの天ぷらです。やはり釣りたては格別においしい。ぜひみなさんにも、試してみてほしいです!

作り方

①塩もみしながらきれいに洗います。

②大きなワカサギは内臓を取り除き、小サイズはお腹を押すとお尻からフンが出てくるので、下処理はこれでOK。そのあとに天ぷら粉を付けます。

③揚げます!

④塩と天つゆでいただきました。次はフライも作りたいです♪◎

執筆者プロフィール

さおりんご

軽キャンピングカーのステージ21・リゾートデュオバンビーノJr.に乗り、OLをしながら釣りやキャンプを趣味にYouTubeで発信している車中泊女子。

★さおりんごに関する記事一覧

写真、文:さおりんご 
初出:カーネル2024年1月号vol.64