【概要】栃木県内で温泉が併設・隣接している道の駅を紹介。車中泊の旅人・ruiさんが6カ所をピックアップ。

車中泊で旅していると、マルチルームを備えた大型のキャブコンやバンコン以外ではお風呂探しは重要な課題。

たとえマルチルームで体が洗えたとしても、たまには足を伸ばしてゆっくり湯につかりたいもの。そこで重宝するのが、温泉が併設・隣接している道の駅。関東では群馬県についで2番目に多い。

道の駅うつのみや ろまんちっく村

宇都宮の中心地から約30分ほどで着く「道の駅うつのみやろまんちっく村」には天然温泉「湯処あぐり」と温水プール「アグリスパ」が併設。

広大な敷地では年間を通して農産物の収穫体験イベントが催され、県内では人気の高い道の駅。駐車スペースも全体的にフラット。

栃木県宇都宮市新里町丙254

道の駅たかねざわ 元気あっぷむら

2020年にリニューアルした「道の駅たかねざわ 元気あっぷむら」には露天風呂、サウナはもちろん、備長炭を使用した柔らかい泉質の炭湯などもある「高根沢温泉」が併設。

コテージやグランピングエリア、ソファ付きの豪華トレーラーハウスでの宿泊もできる高規格な道の駅。

栃木県塩谷郡高根沢町大字上柏崎588-1

道の駅きつれがわ

良質なナトリウム塩化物泉のため、佐賀の嬉野温泉や島根の斐乃上(ひのかみ)温泉と並び「日本三大美肌の湯」に挙げられている喜連川温泉。

「道の駅きつれがわ」にはその名湯に入れる「荒川の湯」「内川の湯」(男女日替わり)が併設されている。同じ湯を使った足湯もあり。

栃木県さくら市喜連川4145-10

道の駅はが

芳賀町にある「道の駅はが」には芳賀温泉「ロマンの湯」が併設されている。

洋画家・青木繁の妻で、同じく洋画家の福田たねが芳賀町出身であり、すぐ横を流れる五行川をふたりで散策していたことから「ロマンの湯」と命名された。泉質の異なる2種類の源泉が湧出している。

栃木県芳賀郡芳賀町祖母井842-1

道の駅にしかた

栃木市にある「道の駅にしかた」は、ネット上でよく見られる温泉のある道の駅リストには載っていないことが多いが、じつは徒歩圏内に栃木天然温泉「いきいき夢ロマン」が併設されている穴場だ。

短時間の入浴で血流がよくなる天然の炭酸水素塩温泉を内風呂と露天風呂で使用している。

栃木県栃木市西方町元369-1

道の駅湯西川

湯西川温泉の10km ほど手前、湯西川温泉駅に併設の「道の駅湯西川」には、岩盤浴もある源泉掛け流し温泉「湯の郷」があり、営業時間も20時と比較的遅くまで開いている(最終受付は19時)。

栃木県日光市西川478-1

写真、文:rui 
初出:カーネル2024年1月号vol.64