【概要】「東京キャンピングカーショー2023」(7月開催)のイベントレポート。キャンピングカー専門家の岩田一成氏が気になったキャンピングカー6選など。

夏真っ盛りの7月初旬。東京ビッグサイトにて、恒例の「東京キャンピングカーショー」が開催された。

近年のキャンピングカーブームの影響もあり、今年はイベント史上最大の90社200台以上が出展!

関東近郊からアクセスしやすい東京ビッグサイトでの開催ということもあり、会期中は連日オープン前から熱心なキャンピングカーファンが詰めかけ、2日間で来場者が1万6000人を超える大盛況となった。

例年は2月のジャパンキャンピングカーショーでニューモデルが出そろうため、本ショーで初お披露目される車両は少なめの印象だが、今年のイベントでは注目の新作が各社から続々とデビュー!

軽キャンパーからハイエースバンコン、フィアットデュカトベースなどの意欲的なニューモデルが登場して、見どころいっぱいの内容となっていた。

幅広いバリエーションのキャンピングカーを一度に体験できるほか、キャンプ道具や車中泊グッズなどの物販コーナーも充実!

オープニングステージでは、衆議院議員の城内実氏、山本剛正氏、田中健氏が登壇してキャンピングカーの未来について語った。

ステージでは、国会議員、人気プロレスラー、タレント、ミュージシャンなどによる豪華なトークショーも行われるなど、大人から子どもまで一日中楽しめる、魅力的なコンテンツ満載の充実したイベントとなった。

ライター岩田がCHECK! 専門家が選んだ注目モデル6選

岩田一成…キャンピングカーライフ研究家/ライター。新車のキャンピングカーを3台乗り継ぎ、家族と一緒に1000泊以上のキャンプ・クルマ旅を経験。雑誌、書籍、新聞、WEB、イベント、テレビ、ラジオなど、様々な形でキャンピングカーの魅力を発信している。

キャンピングカー専門家の岩田一成が、会場で気になったモデルを厳選! 今年の東京キャンピングカーショーは、注目ニューモデルが目白押しの充実した内容だったゾ☆

ナッツRV リークⅢエボライト

人気モデル「リーク」の最新バージョンがデビュー!

使い勝手に優れた3列シート+リア常設ベッドのレイアウトは踏襲しつつ、ユーザー待望のクレソン専用電装システム「エボライト」を新採用。

家庭用エアコンも標準装備され、暑い夏でも快適に過ごせる。

ダイレクトカーズ 雅クイント

ダイレクトカーズの新作バンコンは、3ナンバー5人乗りのシンプルな車中泊仕様。

リアの1400mm幅REVOシートを展開すれば、ファミリーでも就寝可能なベッドに早変わりする。

普段は乗用車、休日はレジャーカーとして活用できるマルチパーパスな1台だ。

MYSミスティック レジストロ クコ

オシャレなUSクラシックスタイルを特徴とした小型キャンピングトレーラー。

同モデルはガチャの1/64組み立てキットにも採用されているが、今回はデモカーのカラーリングをガチャの模型と同仕様に一新してさらなる遊び心を演出した。

AtoZ アレンミニ

軽トラ(スクラムトラック)をベースにした、機動性抜群の軽キャブコン(プロトタイプ)が新登 場!

バンクベッドとダイネットベッドで大人2名+子ども2名分の就寝スペースを確保しているほか、本格的なキッチンも搭載されている。

ケイワークス エクスクルーシブミニ バード

アトレーに本格装備を満載した新作軽キャンパー。

1~2名旅仕様の内装に、リチウムイオンバッテリー、2000Wインバーター、電子レンジを標準装備。

DC12Vクーラーや300Ahリチウム、216W ソーラーなどもオプションで用意されている。

ホワイトハウス ヴェローナ

今回初お披露目されたフィアット・デュカトのキャンピング仕様。

ダイネットシートは、電動でベッドにトランスフォーム可能。リア右手には2段ベッドを配し、リアエンドにはトイレや収納式洗面台を装備したサニタリールームも完備する。

写真、文:岩田一成 
初出:カーネル2023年9月号vol.62