【概要】車中泊女子・さおりんごによる車中泊×釣り連載。今回はスペシャル版としてアウトドアコーディネイター・森風美さんと一緒に富山県でホタルイカすくいに挑戦する後編。

↓ ホタルイカすくいに挑戦〈前編〉↓

チャレンジしたのは…さおりんご(左)&森 風美(右)

さおりんごは、軽キャンピングカーのステージ21・リゾートデュオバンビーノJr.に乗り、OLをしながら釣りやキャンプを趣味にYouTubeで発信している車中泊女子。

今回の相棒として同行したのが森風美。テレビや雑誌、イベントなどで活躍するキャンプ女子。アウトドアWEBメディア『なちゅガール』編集長であり、アウトドア・コーディネイターとしても活躍。

車中泊の相棒は…ダイレクトカーズ リトリート ナロー

ハイエースがベースのバンコンタイプのキャンピングカー。「アメリカンVAN LIFE」をヒントに、レトロおしゃれに仕上げられたインテリアが魅力!

ホタルイカすくい、いざ勝負!

いざ勝負!ということでウエーダーを着てやる気満々。ちょっと待って!? 風美ちゃんのタモがおっきい(笑)

潮位表を見ていると、おそらく今夜湧くのは深夜2時過ぎだろうなぁと覚悟はしていたものの、正直眠たい……。

クルマでウロウロ、情報見ては車内でウトウトを繰り返し。3時ごろ、ホタルイカの情報を見つけ、ウエーダーに着替えて、いざ海岸へ。

用意したホタルイカすくいアイテム

ホタルイカすくいのために買ったウエーダーは、ネット通販で4000円くらい。安めのものを買いましたが、問題なく快適でした。

タモは持ちやすく、網目が大きくないものを準備。網目が大きすぎると、ホタルイカが網目からこぼれてしまうので要注意です。それぞれ自分の家にあったものを持参しました。

ライトは明るく、広く照らせるものがいいと聞いて、いくつか用意しました。

深夜なのに、海を照らす人がたくさんいて、なんだか幻想的でした。

海岸に着くと、たくさんの人がライトで海を照らしていて、幻想的でとてもきれい。深夜の海なのに、人がワイワイしていてまったく怖くない、お祭りみたいな雰囲気で楽しい♪

海に入ると、ウエーダーに水圧がかかってギュッと圧着されたみたい。冷たい水の感覚がちょっとしたけど、全然寒くない! これならいける!! と安心して海の中へざぶざぶ。

やったーーーっ! ふたりとも大漁。朝3時のため、目がバッキバキですが、真剣です(笑)

最初はホタルイカを見つけるのが大変でしたが、近くの人が見つけ方と捕り方を教えてくれて助かりました!

風美ちゃん、さすがのさわやか笑顔がかわいい! でもやっぱり……そのタモ、かなり大きいよね?(笑)

ポツポツ見つけてはすくい、見つけてはすくうの連続。湧くのが遅かったので、結局しっかりすくえたのは1時間弱。

だんだん遠くのほうから空が明るくなってきて、終了の合図。

洗いながら数えていると、バケツには約100杯のホタルイカが入っていました!

車内で仮眠を少しとったあと、地元の「スーパーしまかわ」さんへ。店主が甘エビやガスエビをお買い得価格で販売してくれました。

ホタルイカのお刺し身用のバラシ方も教えてくれて、味見までさせてくれました! どうやらズワイガニを200円で販売しているときがあるみたい。

ごはんはおいしいし、景色はきれい。ホタルイカすくいはめちゃくちゃ楽しい! 初めての富山県は最高に楽しく、すてきな旅になりました。

今回は弾丸旅となりましたが、本来ホタルイカは、行った日に湧くことのほうが珍しいといわれるほど。本当は日程にゆとりがあるほうがいいかもしれません。

富山ブラックも帰りに食べた!

移動も多く、時間も不規則なので、車中泊との相性はかなりいいと感じた旅でした。

今回のさおりんご+風美食堂

左から、ホタルイカの刺し身、バター炒め、沖漬け焼き、リゾット、ボイル(酢味噌や辛子味噌)など。甘エビは全部で300円! ガスエビも全部で300円です。

ホタルイカの下処理は、ボイルしたあとに目と口の部分を指で取って、あとはそのまま調理しました!

写真:逢坂 聡 
文:さおりんご 
撮影協力:ダイレクトカーズ、滑川海浜公園オートキャンプ場 
初出:カーネル2023年7月号vol.61