【概要】車中泊雑誌『カーネル』編集部の日々をつづる編集部日記。今回は広告部・中尾ねじねじが初の3泊4日車中泊出張旅へ。3泊の車中泊場所、食、寝床の紹介やトラブルについても。

ナッツRVが製造している日産・NV200バネットベースの車中泊カーが「キャネル」だ。名前の由来は「クルマで寝る」。だったら「カーネル」の社有車は「キャネル」しかないでしょ!? 今回は初登場の“中尾ねじねじ”が、初の車中泊出張旅へと旅立った……。

中尾ねじねじとは……

2021年の11月よりカーネルの広告部で働く3児のパパ。ラーメンと仕事をこよなく愛し、今日もどこかでマシマシ絶賛営業中……。

車中泊ビギナーの初の車中泊出張旅!!

今回、社有車のキャネルに乗って、車中泊出張旅に行ってきた、中尾ねじねじです。

車中泊は初めて! またレポートをするのも初めて! 初心者の車中泊旅レポートなので、あたたかい目で見てもらいつつ、時にクスッと笑っていただければ光栄です。

さて5月の暑いさなか、中尾ねじねじは三重県で3泊の車中泊出張旅をしてきました。三重県といえば、松坂牛や伊勢エビなどの高級食材が有名ですが……。

車中泊の出張で、そのような高級食材を口にすることなど到底できず、少しでも地元の物を食べられるようスーパーを活用。

普段はやさしい妻!?が作る家庭料理を、ありがたくいただいていますが、この出張旅ではねじねじ流の自由な発想で夕飯を選ぼうではないか! 

またせっかくだからキャネルと過ごす時間を増やして、とことん一緒に過ごそうじゃないか! ということで夕飯は“車中食”に。

車中泊仕様のキャネルはとても快適で、初めての車中泊をするにはピッタリでしたが、とんだ失敗も! どんなトラブルだったのかは、記事の後半を見てくださいね……。

快適な車中泊をするためには、事前準備がとても大事。それが身にしみた、車中泊出張旅でした。 

実際に車中泊をして重要だと感じたことは、事前準備の大切さと目的地へ早く着くことだと思います。何事も段取り八分といいますし! ただ初心者にはそれが難しい……。

予定を詰め込んでしまわないよう、のんびりいく。車中泊を楽しむために余裕をもって行動しましょう!

中尾ねじねじの車中泊出張旅3泊4日でこれしたい!

初めての車中泊旅なので、車中泊に重要な要素を体験&楽しむために、下記の3つのテーマを設定してみました!

【車中泊場所】キャンプ場、RVパーク、SAPAそれぞれで車中泊

車中泊ってどこでもできるわけじゃないんだ!? 車中泊&仮眠が認められている3スポットでの車中泊を体験してみる!

【車中泊メシ】ご当地グルメを車中で味わう! お酒も楽しみ~!

食いしん坊中尾ねじねじの出張裏テーマは、ご当地グルメとお酒を楽しむこと! 夕食は車中でのんびり味わうぞ!

【車中泊の寝床】ポップアップルーフと車内のベッドで就寝!

車内で寝るのは初体験。2段ベッドに憧れた、子どもの頃を思い出してポップアップルーフで車上泊!! もちろん車内のベッドでも!

1日目 

【場所】新緑と広々としたサイトが魅力 青川峡キャンピングパーク泊!

1日目の車中泊場所は、高規格で清潔なキャンプ場の青川峡キャンピングパーク。三重に車中泊と聞いて、中尾ねじねじは真っ先に予約を入れていた……。写真はフロントの金津さん。

【食】三重入りが遅かったので……スーパーの特売品で茶色祭り!!

三重入りが20時と遅く、スーパーでも地元食材が売り切れてしまい、このような茶色だらけになってしまった。好きだからいいんですけど。

地元銘酒の差し入れあり!

桑名市多度町にある細川酒造が造る地酒「上馬」と青川峡キャンピングパークとのコラボ商品の「青馬」。青川峡のスタッフからの差し入れ!

完熟した梅の実を約2週間、ホワイトビールに漬け込んで作った「UME WHITE」。梅の風味が豊かなビールで、とても飲みやすかった。

【寝】車上泊の予定が豪雨のため車中泊に!

ここではルーフトップテントを上げて、星を見ながら就寝する計画のはずだった。しかし突然の豪雨。予定を変更して車中泊にすることに。

2日目

【場所】大浴場もある桑名ICそばのRVパークへ!

三重県にできた3カ所目のRVパーク「RVパーク ビーエル桑名」へ。桑名ICそばにある立地と、施設内の大浴場が疲れた体を癒やすのに最適! 館内には無料の読書スペースもあり、ゆったりとくつろげた。

【食】地元スーパーで格安購入。ガシの刺し身をいただく!

ガシは一般的にはカサゴ。白身で脂がのって、しかも格安で買えたので大満足!

【寝】ポップアップルーフで憧れの車上泊を初体験

昨日できなかった車上泊を体験。普段は布団を敷いて寝ている身としては、高いところは落ち着かなかったりする。

そして……2日目の夜に事件(?)は起こった……!

5月の三重の夜は暑く、特にこの日は30℃を超える暑さでした。当然、何かしらの対策が必要だったのですが、中尾ねじねじはまさかのノープラン。

だって、キャネルにはサブバッテリーがあるから、カーエアコンが使えると思っていましたから。

そして、エンジンオフのまま安易にカーエアコンを使用! その結果、バッテリーが上がり、キャネルが動かない事態に!! 

エンジンがかからなくなった原因はこれ、バッテリー上がり。サブバッテリーでカーエアコンは使えません!

明日からの仕事に影響が出そうなため、途方に暮れた中尾ねじねじ。

夜でも駆けつけてくれて迅速な作業をしてくれた、近くの整備士さん。手際もよく、このあと無事にエンジンもかかりましたよ。

会社に電話して事の事態を話したら、編集部全員から「そりゃそうでしょ!」の総ツッコミ……。

暑さ対策として、サーキュレーターを準備したり、メッシュタイプの防虫ネットなど、カーエアコンに頼らないギアを、準備する必要性を感じました。

3日目

【場所】出張最後の車中泊はゆったりとしたSAで仮眠

2010年にリニューアルされた大型SA。さまざまな店舗があり、食べ歩きをするのが楽しくなる。しかも一般道からも行けるため、特に週末は混雑している。出張ラストナイトはこちらで仮眠。

【食】「藤田屋の大あんまき」知多名物を堪能!

当日製造、当日出荷を守っている藤田屋。ここに車中泊をすると決めたのは、これがお目当て! 天むすとのミスマッチがいい。

【寝】3日目は準備もスムーズ。安定の快眠グッズで就寝

1日目の車中泊と同じように、マットとシュラフで就寝。3日間の車中泊生活で、中尾ねじねじもだいぶ慣れてきたか!?

中尾ねじねじ初車中泊出張旅、今回の反省点

一番の反省点は、5月に車中泊をするための装備品不足でした。この時期だから、暑さ対策の重要性をないがしろにして、初めての車中泊に挑んでしまった……。

次に、余裕をもったスケジュールを組んでいなかったことです。ゆったりとくつろぐ時間や、食材購入の時間をあまり取っていなかった点が悔やまれます。

次に、余裕をもったスケジュールを組んでいなかったことです。ゆったりとくつろぐ時間や、食材購入の時間をあまり取っていなかった点が悔やまれます。

もちろんバッテリーについては、もっとちゃんと勉強をしておくべきだったと、深く反省……。

※こちらの記事はカーネル2022年9月号 vol.56に掲載したものを一部加筆修正しています

写真、文:中尾昭彦 
出典:カーネル2022年9月号 vol.56