【概要】ノリノリプロジェクトの焚き火台「ヨコナガメッシュタキビダイ」のレビュー。実際に使用し、よかった点や気になる点、スペックなどを紹介。

キャンプブームを経て、市場には多種多様な焚き火台がリリースされている。そんな数あるモデルのなかで、キャンプ雑誌・GARVY編集スタッフが「前から気になっていた!」という焚き火台をインプレッション! はたして、その使い心地は⁉

編集スタッフ・横山穂波が気になっていた焚き火台は……

ノリノリプロジェクト「ヨコナガメッシュタキビダイ」

選んだ理由
・火床の深さを確保しつつ、焚き火の火元を横から眺めたかった
・頑強なつくり、コンパクトな収納サイズ

※2023年度のグッドデザイン賞を受賞!

揺れる炎を真横から観賞。焚き火の美しさを実感できる!

焚き火台は火床が深めのものが好み。火を囲む風防があることで風の影響を受けにくいし、灰が舞い散るのを抑えられる安心感があるからだ。

ただ、そんな安心感とは引き換えに、火元を横から眺められないのが少しばかり残念だった。

けれど、見つけてしまったのだ。ボックス形状に近く、窓がなくても横から火元を眺められ、しかも収納サイズがコンパクトな焚き火台を。

製作したのは創業75年の水門メーカー・乗富鉄工所。水門を手掛ける鉄工職人……と聞くだけで、安心感と期待が高まるではないか。

本体はステンレス製のフレームと、凹型にかたどられたメッシュ火床の2点のみ。フレームは重いが、そうそう壊れなさそうな頑強さ。

組み立てはフレームの上下パーツを開いて、そこにメッシュの火床を掛けるだけ。1分もかからない。このメッシュ火床も、かなりしっかりとしたつくり。

メーカーによると、太めの0.2mm線径のステンレスSUS304を採用し、耐久性と燃焼性能を考慮して最適な編み目を生み出したそうだ。

今回、昼と夕暮れに使用してみたが、夕暮れの焚き火は抜群の美しさだった。メッシュの効果もあってか幻想的な雰囲気さえ感じる。念願だった火元の薪が茜色に変わっていく様もじっくり眺められ、これだけでお酒が進む。

壁面の1カ所は薪を投入するための開口部があるが、3面はメッシュシートと側面板で囲まれているので、灰の舞い散りがとても少ない。それでいて燃焼効率もいいので、薪はすべて灰や小さな炭となり、後片付けもスムーズ。

本体の耐荷重は約15kgでダッチオーブンなどを載せられるが、小さい鍋などはゴトクがないと載せることができない。ゴトクが標準装備ではない点が惜しいところ。

同ブランドでは30~58㎝まで広がる「スライドゴトク」があり、これが便利で耐久性も秀逸。また、スライド機構をもたないシンプル構造で、スライドゴトクよりも軽量な「シンプルゴトク」もジャストフィットする。

焚き火台とゴトクをあわせると少々値は張るが、高性能で一生使える焚き火台と考えれば、ありだと思う。なにより、美しい焚き火を堪能できる一台だったから。

「ヨコナガメッシュタキビダイ」のよかった点

メッシュ越しの炎が幻想的!

とにもかくにも焚き火の火元を眺められるのがいい。夕刻から夜にかけての焚き火がとくに幻想的で美しい。灰や燃えさしが落ちにくいのも安心材料。

安心して使える凹形メッシュ

凹形状にかたどられたメッシュ火床。高火力にさらされるので消耗が心配だが、250時間の耐久試験をクリアしているという。交換用シートも用意。

下火調理も快適にできる!

脚の高さは約15cm。火床の底面もメッシュなので、焚き火台下で薪を乾かしたり、調理も可能。もう少し高さがほしい場合は、高さ20cmの交換パーツもある。

ちょっぴり気になる点

ゴトクが標準装備だとうれしい

調理器具を安定して置けるゴトクが標準装備だとさらにうれしい。写真手前の「スライドゴトク」や「シンプルゴトク」は別売りだが、あれば調理の幅が広がる。