【概要】7月23日(土)~ 24日(日)に行われた「東京キャンピングカーショー2022」のイベントレポート。会場で注目したキャンピングカーや車中泊にも使えるギアを紹介。

4年ぶりの開催に150台以上のキャンピングカーが終結!

『ゆるキャン△』仕様のキャンピングカー、その名も「ゆるキャン△ピングカー」も会場に登場!

7月23日(土)~ 24日(日)、4年ぶりに「東京キャンピングカーショー」が開催された。

会場となった東京ビッグサイトには、全国のビルダーからキャンピングカー150台以上が勢ぞろい。ほかにもキャンピングカーパーツ、車中泊に関する出展、ペット関連用品などの販売が行われた。

元プロ卓球選手の水谷隼さんや、JRVA親善大使・田中美奈子さんのステージなどステージイベントも充実していた。

日本RV協会によれば、キャンピングカーの累積保有台数は13万6000台で前年比107%、売上額も635億4000万円と前年比109%として過去最高を記録。

最近はレジャーとしてだけではなく、災害時などの避難に車中泊を利用することが注目を集めている。

会場でもキャンピングカーはもちろんのこと、クルマを避難場所として使う方法の展示も行われていた。カーネル編集部としても車中避難のワークショップを開催した。

注目のキャンピングカー!

RVランド/ランドワゴン リノ プレミアム

キャンプだけでなく災害時にも大活躍!

ダイネットがラウンジモードになっていて、車内でくつろげるハイエースベースのバンコン。ベッドにするとクイーンサイズのベッドに早変わり。FFヒーター、電子レンジ、エアコンなどを用意していて、これらの装備があれば災害時にも避難場所として十分。

価格:594万円~
【問】RVランド 0297-27-6767

エートゥゼット/アレンH

ファミリーで使えるコンパクトキャブコン

室内高は一番高いところで1850mm、幅は1750mmあって、コンパクトタイプのキャブコンながらゆったりとした室内が特徴。フロアベッド、バンクベッド、リア2段ベッドを合わせて大人4名、子ども2名の就寝ができる。

4名でテーブルを囲めるダイネット。内装色はエメラルドグリーンがベースの「キセキ」とグレーベースの「ミライ」が用意される。夏車中泊の必需品ともいえる車内用エアコンはオプション装備。

価格:495万円~
【問】エートゥゼット 048-760-5668

https://atozcamp.com/alen/

ミスティック/レジストロアウル 標準横向シート

横向き乗車ができて装備も充実したモデル

丸みを帯びたルーフが特徴的なレジストロアウル。タウンエーストラックをベースにしたライトキャブコンで、標準装備が充実している。室内は横向きのシートでフロントからリアまで遮るものがないため広々とした印象。

山小屋風の落ち着いたデザイン。バンクベッドはスライドして、幅1770mm、長さ1800mmの大人3名が寝られるスペースとなる

オプションで家庭用クーラーの設定あり。室外機は車両のリアに固定されている。FFヒーターもオプション設定される。

価格:510万2000円~
【問】M.Y.Sミスティック 0551-45-7654

ナッツRV/クレソンPエディション

700万円台のキャブコンが台数限定で登場

クレソンジャーニーエボライトが人気を集めていた。その電装システムがノーマルタイプになったものが、「クレソンPエディション」。カムロードベースで700万円台を提案したいということで開発されたキャブコン。1店舗5台限りの限定販売車だ。

プレミアクラスのフルコンのボーダーをはじめとして、キャブコン、軽キャンパーまでをラインアップ。すべて自社工場で製造している。

全国直営8拠点でキャンピングカーライフをサポートしてくれるナッツRV。日々のメンテナンスもおまかせ。

価格:798万6000円~
【問】ナッツRV 093-293-8888

ダイレクトカーズ/リトリート「Anniversary」ATSUGIBASE 1周年記念モデル

バンライフが似合う! 木目を多用した車内

厚木店の1周年記念モデルはハイエースワゴンをベースに作られた。迫力のあるフロントフェイスの丸目キットとスポイラーはオプション設定。室内は木を多用していて、人気のバンライフのエッセンスを取り入れている。オプションのオールペイントも◎。

二の字シートで荷物も積みやすい室内。リア側が全面ベッドになり、サイズは幅1500×長さ1930mmで広く使える。

スライドドアを開けると、引き出し式シンクがあって、キャンプ場などで使用するときに重宝する。下部に給排水タンクを内蔵している。

価格:465万円~
【問】ダイレクトカーズ 059-253-8888

https://www.cars-drt.com/customcar/detail.php?cd=1000000087

車中泊にも使えるギア!

オンリースタイル/リチウムイオンバッテリー5000Wh/400AH

5月に発売になった容量200Ahのものに続き、8月末に発売予定の大容量モデルが展示されていた。300Ahと400Ahの2モデルでキャンピングカーのサブバッテリーとして使うのにピッタリ。日本でしっかりと検品している安全、安心モデルである。

200Ahモデルがエアコンを稼働させるのに一晩分だとすると300Ah、400Ahは二晩分の計算になるそう。大容量になり、サイズはコンパクトになっている。

鉛タイプのサブバッテリーから、リチウムイオンバッテリーに交換することで、コンパクト化を図ることができ、車内スペースを有効活用できる。

価格:36万800円 
【問】オンリースタイル 03-4455-7426

SABUMA S1000

デザインにこだわったポータブルバッテリー

大容量で2000W出力のS2200に続いて、2022年の冬頃には、コンパクトなS1000、S600も登場予定だ。SABUMAのポータブル電源は丸みを帯びたデザインとコンパクトなサイズ、そしてホワイトカラーが特徴である。

本体上部にカスタマイズを施すことでテーブルトップに早変わり。大きくて場所を取るポータブル電源の新しい使い方の提案だ。

価格:未定 
【問】アピロス 03-6721-6417

エコフロー/EcoFlow Wave

テントでも車中泊でも使えるポータブルエアコン

車中泊時はもちろん、キャンプでテント泊するときにも使えるポータブルクーラー。その性能は5~8㎡の空間で、室温30℃から24℃まで冷却するのに、わずか8分というもの。暑くて諦めていた場所でも気軽に車中泊やキャンプができるようになる。

本体背面の上部が排気、下部が吸気口になっていて、エアダクトがそれぞれ1mずつ付属する。専用バッテリーパックは別売となる。

エコフローからは、キャンピングカー車内の電気システムの新たな提案もあった。従来に比べるとコンパクトにまとまる。

価格:16万9400円 
【問】エコフローテクノロジージャパン 050-3138-8158

ドメティック/ビルトインコンプレッサー冷蔵庫

両開きドアだから車内で使うのに便利!

90Lの車載用冷凍冷蔵庫が初お目見え。これまで販売していた70Lモデルと同様にトビラが両開きタイプなので、車内に置く場所の自由度が増す。冷凍庫部分のトビラを外して、冷蔵庫として大きく使うこともできる。

これまでの車載冷蔵庫の多くは、冷蔵庫の背面に排気口があり、クルマのボディにも排気口を取り付ける改造が必要だったが、この冷蔵庫ならばボディ加工せずに車載が可能だ。

価格:21万4500円
【問】ドメティック 03-5445-3333