VW・ヴァナゴンのウエストファリア仕様で車中泊キャンプを楽しむ馬場さんを取材。車中泊キャンプスタイルのこだわりやアイテム、内外装などを紹介。

オーナープロフィール:馬場さん

岐阜県で会社を営む馬場さんは、旅好き&アウトドア好きのアラフィフ。これまでさまざまな海外を旅してきたが、最近、日本の魅力を再発見。今後は、愛車とともに国内を回りたいと考えている。

おしゃれに、でも、できるだけ楽に。シンプルに楽しみたかった

ひとりで使用するなら、必要十分なベッドスペース。スタイリッシュなペンドルトンのラグから、馬場さんのセンスのよさを感じる。

「以前はアメ車のキャンピングカーに乗っていたこともありました。このヴァナゴンは購入してから1年ぐらいたちますが、“かわいくて味がある”ところが気に入っています」

そう話すのは、車中泊シーンで人気のVW・ヴァナゴンのウエストファリア仕様に乗っている馬場さん。

いまでは珍しいMT、そして4WDのため、多少の悪路なら気にせず走ることができる。馬場さんが考える車中泊キャンプのキーワードは、“楽(らく)”

「このクルマになってから、車中泊する頻度が格段に増えました。いまのスタイルなら、この一台で完結できる。旅先では、できるだけ手間を減らして、シンプルに楽しみたいんです」

とはいえ、馬場さんならではのこだわりもいくつか。使用するアイテムは、“味のある、かわいいもの”が好き。その最たるものが、愛車なのだという。

2021年3月に購入したというVW・ヴァナゴンのウエストファリア仕様。クラシカルかつ実用的なモデルで、車中泊好きのなかでも人気は高い。

「見た目や雰囲気も、もちろん気に入っていますが、実用性も高いんです。ポップアップルーフでは、子どもと一緒のときは上に寝ることもあります。開けたら車内空間が広くなる。簡単に開閉ができるのもうれしい」

馬場さんがいま好きなものを、ひとつひとつそろえたら、このスタイルになっていたという車中泊キャンプ。

機能は「楽」に、見た目はかわいく、オシャレに。これからも、こだわりをもって続けていけたら、と言葉を続ける。

これまで海外へも多く足を運んだという馬場さん。しかし最近では、日本国内をのんびりと車中泊キャンプで回りたい! という思いも強くなってきている。

さすがに約30年前のモデルなだけに、ボディは再塗装を施し、ルーフトップの生地も変更したという。

「最近多く訪れているのは北陸かな。富山や石川あたり。日本にもまだまだ魅力的な地域がたくさんあるので、愛車と一緒にいろいろな地域を旅したいですね」

乗っているクルマや使っているアイテムから、馬場さんならではのスタイルを感じることができる。撮影した写真を見ると、やっぱりアウトドアや旅(やお酒!?)が好きなんだろうな、と感じることができる。

でもね、その人柄は優しくて穏やか。肩の力を抜いて、好きなことを楽しんでいる雰囲気が伝わってくる。そんな馬場さんに憧れる。