【概要】MSRのファミリー用テント「ハビチュード4」の日本限定色・タンカラ―の紹介。

MSRのハビチュード4 待望のタンカラーは日本限定!

ハビチュードのほかランデブーやエリクサーにもタンカラーが登場予定!

MSRのテントは、遠征用やバックパッカーに愛される軽量コンパクトなものが中心だった。しかし、2020年に突如として発表された「ハビチュード」は、その流れとは一線を画すモデルだ。

インナーの全高は185cm、大人でも直立できる余裕の高さで4人就寝が可能。出入り口は1方向のみだが、その分ファスナーを減らせて、総重量は驚きの5.75kg。高強度でありつつ、よくしなるポールを採用しており、きれいに張れる。

ファミリーに理想のテントだが、MSRらしい白赤でも、伝統のベージュでも、ヨーロッパ仕様のグリーンでもない。かつてのタープ「ランデブー」に似たブルー。爽やかだが、日本のキャンパーからはナチュラルカラーの要望も強かった。

2022年、そんなハビチュードに待望のタンカラーが登場する。同社タープよりも淡いタンは、日本のフィールドになじむ色調で日本限定色。ちょっとだけ歩いてアプローチすることが多い“プチ冒険”好きファミリーが、手に取りやすくなった。

テンション上がる赤いポール

MSRらしい赤いアルミ合金のポールとペグ、インナー、フライという構成。ポールはハブでつながっていて一番長いものがメイン。

独自のポール構造+ポーチライトは健在

インナーテントはこれまでのハビチュードと同じで、両サイドにサブのクロスポールを取り付けて大きく横に広げる構造。頭上が大きく広がり居住性抜群だ。出入り口のLED「ポーチライト」も健在。

フレームヌケがないから設営ストレス知らず

ポールの端は軽くふくらんでいて、金具にはめれば、ポールと金具を直角にしない限り簡単には外れない。設営時の“あぁっ、もうっ!”がなく素早く設営できるというわけ。

コンパクトな収納性&家族がのびのび過ごせるサイズ感

収納サイズはφ23×58cm、総重量わずか5.75kg。4人用で6kg以下、プチ冒険にぴったりの軽さとなっている。ひとりでも持ち運べるし、親子で幕とフレームを分けて持てば、もっと楽になる。

使用サイズは363×241×H185cm。家族4人がのびのび過ごせる大きさで、大人でも立って着替えができる。寝相も元気なキッズがいても、これなら大丈夫。ベージュのタープとの相性もいいデザイン&カラーリング。

とっておきの製作秘話 by モチヅキ

6人用もあります!

親から子へ、アウトドアの楽しみを伝えるホームベースとなるテント。背が高くて開放的でありながら、強度が高くて悪天候時でも安心して使えます。撮影用は4人用ですが、6人用もありますよ。

タンカラーは、ほかに「ランデブーサンシールドウィング」、バックパッキング用の「ハバハバシールド」シリーズ、「フリーライト」シリーズ、「エリクサー」シリーズなどに採用されます。6月発売予定なのでお楽しみに。(モチヅキ)

MSR ハビチュード4 製品情報

価格:7万9200円
使用サイズ:363×241×H185cm
収納サイズ:φ23×58cm
重量:5.75kg
【問】モチヅキ

写真:佐藤弘樹 
文:大森弘恵 
出典:GARVY2022年4月号