【概要】「ジャパンキャンピングカーショー2022(JCCS)」特集。出展社や新作・注目キャンピングカー、製品などをピックアップ。こちらではキャンピングカーメーカーのVANTECH(バンテック)を紹介。

〈POINT〉
キャブコンカテゴリーでは国内トップクラスのシェアを誇るVANTECH。20年以上の歴史があり、常に極上のキャンピングカーを作り続ける。

VANTECH(バンテック)とは

長年、キャンピングカーを作り続けてきたVANTECHが追求してきたのは、快適性と安全性、独自性のあるデザイン、そして、キャンピングカーライフを支えるユーザーサポート体制の充実であった。 

強度と弾力性に優れた一体成型FRPを基本として、フレームレスでつなぎ目のないボディを実現。衝撃から内部の乗員を守ることができ、非常に高い安全性を誇る。FRPの下に空気層を設ける独自の断熱構造で、快適な室内環境も作り出している。

そのラインアップを見てみると、オリジナリティあふれるデザインが並んでいる。そのバリエーションの幅は、オーナーのライフスタイル、目的を考え、人とキャンピングカーの新しい形を求め続けた結果であった。

既存のキャンピングカーの形にとどまることなく、可能性を追求したことで、新しいVANTECHならではの機能美が生まれたのだ。

サポート体制も万全で旅先でのサービススポットはもちろんのこと、車中泊の新しい形を提案する施設「RVサイト」の設置や、キャンピングカーライフを充実させる「バンテック公式アプリ」なども用意されているのが特徴的ともいえる。

クラフトマンシップが生み出す思いを込めたキャンピングカー

国内最大級の大きさを誇るVANTECHの山形工場。外装シェルの組み込みから、内装の架装まで、管理された製造ラインにより高い生産能力を生んだ。

VANTECHのキャブコンは山形にある自社工場で製造されている。国内生産拠点の第1工場、部品加工の第2工場からなる、国内最大級のキャンピングカー製造工場だ。

キャンピングカーは注文を受けると、住宅と同じようにオーナーの思いが込められたクルマが製造ラインを流れていく。そのオーナーの思いを感じているのは、各分野に特化した熟練のスタッフたち。

日々の修練を続け、高い技術力を身につけた職人たちがそろっている。

作り手もその思いに応えるように、気持ちを込めて丁寧に作り上げていく。まさにクラフトマンシップがそこにあるといえるだろう。

ユーザーが素晴らしいキャンピングカーライフを送れることを考えながら作業を進めているので、この工場では常に最高品質が保たれていることに。

工場スタッフもキャンピングカーを製造するだけでなく、現場からアイデアを提案したり、新しい挑戦を繰り返しながら、技術を研ぎ澄ませていき、品質の向上に貢献している。

この山形工場の常に前に進む姿勢が、VANTECHのキャンピングカーの進化を加速させるのだ。

安全性と快適性を追求した独自の基本設計

VANTECHのキャンピングカーはCSボディと呼ばれるFRPボディや高断熱のボディシェルなど、共通の機能性がデフォルトになっているが、そのほかにもたくさんの品質向上に特化した機能性が追加されている。

例えば、強靭なFRPボディを接続する車両フレームにはソリッドスクエアフレームと呼ばれる、ねじれ剛性を強化したフレームを採用することで、走行時の車体を安定させ、安全な走行を実現することに貢献。

インテリアでは世界基準の安全品質を誇るリライアンスシートを採用した。これは乗用車などで段階的に実施されているシートベルトや座席関連の新基準をキャンピングカーにも導入したもので、世界基準に準ずるシートフレームの開発・商品化に成功したVANTECHだからこそ実現できた装備でもある。

各分野の専門スタッフが配置され、最高品質のキャンピングカーが製造される。

また、キャンピングカーの電源管理システムなども充実しており、家庭用エアコンをバッテリーで稼働させる場合のデュアルソースエアコンシステムなどもそのひとつ。走行時はオルタネーターから、停車時にはバッテリーから電源供給を行うオリジナルシステムだ。

また、サブバッテリーの異常を感知するダブルメインスイッチ&チャージエラーランプもVANTECHのキャンピングカーならではの装備といえるだろう。 

VANTECHの注目キャンピングカー

ジルノーブル/品質の家具を装備した「高貴なるZiL」

リアに1400㎜の大型ダブルベッドを配置。独自スプリング式で高級ホテルのような寝心地を実現。広いトイレルームには電動式水洗トイレ、温水シャワーなどの豪華装備が設置されている。

コルドリーブス/旅の思い出を詰め込む余裕のスペース

リアエントランスで後方には大きなマルチルームをレイアウト。リビングスペースは広々としていて、テーブルをぐるりと囲むラウンジスタイル。両サイドの窓から差し込む光で室内は明るい。

コルドバンクス/大型マルチルームに遊び道具を満載

究極のホビーカーとして誕生したコルドバンクス。インテリアカラーが一新され落ち着いた雰囲気が漂う。リア2段ベッドのスペースは防水パンを備えたラゲッジスペースとしても利用できる。

ジルZiL/ZiLの原点となった開放的なリビング

広くて心地よい室内を追求したZiL。リアエントランスにスライド式バンクベッドを装備し、リビングスペースを広く確保しているのが特徴。美しいルームライトが室内を優雅に演出する。

ジル520/ホテルライクなゆとりZiLの最高峰モデル

全長5160㎜のロングボディを採用したZiL。上質な室内空間はホテルライクで、誰もがゆったりとくつろげる空間を作り出している。大型のテーブルを設置したリビングにリア2段ベッドを装備。

 

ジャパンキャンピングカーショー2022 ブースS-3
VANTECH
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