【概要】植物写真家&音楽家・いがりまさしさんの車中泊スタイルと車内DIYを紹介。植物写真撮影のため全国を飛び回り、年間車中泊数100泊以上の生活を30年以上続けている車中泊の達人。クルマでの生活を通して、常に車内は進化し続けている。

ラゲッジルーム

コンパクトで扱いやすいサイズで人気のモデル、ホワイトハウスのコンパスビッツのポップアップルーフ。標準ボディとポップアップルーフが購入の決め手になった。

リアゲートを開けると、たくさんの荷物が積み込まれていた。カメラ機材、音楽用のスピーカーなどが収納されている。スピーカーは1000人規模のライブができるほどのサイズだという。

棚板を追加して、収納力をアップさせている。インターネット配信するようになって、ケーブル類の機材が増えてしまったそうだ。

一番下には引き出しを自作して靴などを収納できるようにしている。

隣は三脚などの長尺ものを収納するスペースに。雲台のハンドル避けるために切り欠きまである。使ってみて、修正などを繰り返した結果だという。

リアゲートの両サイドにはフックを取り付けて、小物を引っ掛けてある。ゲートの右側にあるのは熊鈴で、山の中に入って行くときに使う。

左側の白いピンチは、写真撮影で、ファインダーに入ってくる邪魔な草木を束ねておくためのもの。フィールドに忘れてこないように、目立つ赤いストラップを付けているのだ。

サブバッテリーを搭載しているが、鉛バッテリーの性能が低下してきたので、ポータブルバッテリーも使っている。下写真の黒い箱はミキサーや小型のアンプとして利用できる、楽器用の機材。カメラや音楽機材があふれている。

写真:中里慎一郎 
文:渡辺圭史 
出典:カーネル2021年秋号 vol.51