【概要】焚き火などで使用する着火道具を紹介。ファイヤースターター、着火剤付きマッチ、プラズマ、空気を圧縮して火をつけるアイテムなど、こだわりの着火道具8点を厳選! ファイヤースターターの使い方のコツも。

ファイヤースターターは雨の日に重宝する!

ライターは気温が低いと点火しづらく、マッチは雨に弱い。

万一に備え、金属の棒をこすって火花を飛ばすファイヤースターター(メタルマッチともいう)があると安心だ。

焚き火好きのなかでは、いまやファイヤースターターは当たり前。

着火道具にはほかにも、着火剤付きマッチ、風に強いプラズマ、空気を圧縮して火をつける器具など、一風変わった道具があるので好みのものを探し出そう!

〈ファイヤースターター使い方のコツ〉
木くずを集めておく
小さな火花で火がつくよう、ロッドを軽く削った粉と、樹皮をしごいた微小な木くずを集めて、火花を飛ばす。樹皮の上で行えば、樹皮ごと小さな炎を焚きつけまで持ち運べる。

ロッドを固定する
金属棒(ロッド)をナイフの背などでこすって火花を飛ばす。棒を持つ手は脇をしめ、手首を固定しておくと火花が一定方向に飛ぶ。

レンメルコーヒー ファイヤースターター

ロッドを削りやすい形状

ファイヤースターターと栓抜き・缶切り付きスクレーパーナイフのセット。ナイフの細い切れ込みにロッドを当てるのでブレにくく、きれいに火花を飛ばせる。バーチ材のハンドルも持ちやすい。

価格:7150円
サイズ:ファイヤースターター2.7×11.2×1.8cm、ナイフ全長13.2cm
重量:ファイヤースターター28g、ナイフ28g 
※サイズなどには個体差あり
【問】アンプラージュインターナショナル

アウトドアエレメント ファイヤービナー カモ

5つの機能が付いたマルチツール

ライターのようにホイールを回すことで火花を飛ばす。ホイール内部にあるフェロロッドが消耗すれば交換OK。ラインカッター、ドライバー、栓抜き機能も付属していて、カラビナでどこにでも持ち運べる。全2色。

価格:2200円
サイズ:8×3.5cm
重量:28g
【問】モチヅキ

エクソタック ファイヤーロッド V2

おまけの火口を内蔵

よくあるフェロセリウムのロッドかと思えば、持ち手にはアルミの防水ケースが付いていて、火口が内蔵されており火口集めの手間いらず。2019年モデルよりもロッドが2cm長くなってより扱いやすくなった。

価格:3300円
サイズ:全長12cm
重量:39g
【問】アンプラージュインターナショナル

UCO アークライター&フラッシュライト

ライター感覚で着火できる

ふたつの電極の間に1093℃のプラズマを発生させるので、風が強い日でも安心。反対側にはライトを装備しているのでキャンプはもちろん防災アイテムとしても役立つ。

価格:3520円
サイズ:10×3.5×1.5cm
重量:97g
【問】モチヅキ

ペトロマックス ファイヤープランジャー

空気を圧縮して点火

パイプの中に棒を押し込むことで、内部の空気が圧縮される。このときに生じた熱で、内部に仕込んだ火口に点火される。うまくできないときのために、ファイヤースターターのロッド付き。

価格:3850円
サイズ:19×10×4.3cm
重量:82g
【問】スター商事

UCO ストームプルーフ スィートファイヤー

風に負けないエコな着火剤

サトウキビの絞りカスが原料の着火剤。マッチのように箱にこすりつけて着火すれば7分ほど燃焼する。風に強く、少しくらい水に濡れても、箱にこすりつければ火がつくのが頼もしい。20本入り。

価格:1980円
サイズ:11.5×6.5×3cm
重量:82g
【問】モチヅキ

バーゴ アルティメットファイヤースターター

火吹き棒と火打ち石のセット

テレスコピック式でコンパクトに持ち運べる火吹き棒とファイヤースターターのセット。ファイヤースターターは吹き口にねじ込まれていて、外側に取り付けられたギザギザに、こすりつけて火花を飛ばす。

価格:3960円
サイズ:φ1.5×46.4cm
重量:53g
【問】ケンコー社

キャプテンスタッグ ファイヤースターター・火吹き棒 セット

子どものお手伝いにも使える

ロッドとそれを削るプレート、そしてテレスコピック式の火吹き棒のセット。ナイフではないので子どもにお手伝いさせるときにも安心して使わせられる。

価格:3960円
サイズ:点火棒2×1.1×7.6cm、プレート2×1.1×6.7cm、火吹き棒1.6×2×48cm
重量:ファイヤースターター28g、火吹き棒40g
【問】キャプテンスタッグ

文:大森弘恵 
出典:GARVY2021年6月号