【概要】ユニフレームの焚き火台「ファイアグリル」をキャンプ雑誌『GARVY』編集スタッフが解説。特徴や注目ポイント、歴史、スペック関連製品などを紹介。

コスパ最強にて頑強! ユニフレームの「ファイアグリル」

ユニフレームの焚き火台「ファイアグリル」もスノーピークの「焚火台」同様、誕生から20年超えのロングセラーモデルだ。

この間、改良などのマイナーチェンジはなく、発売当時の姿のまま、多くのキャンパーに愛用されている。

なんと同社のなかで毎年、出荷金額が不動の一位! 年間数万台を出荷しているという(詳しい数字は秘密とのこと)

さてこの「ファイアグリル」、“壊れない焚き火台”との呼び声が高い。

本体の炉のステンレス材は薄く、軽量にもかかわらず、ゆがみ知らず。GARVY編集部でも多くのスタッフによって使い込まれていたが、変形していなかった。

ベコベコが気になる人は裏返して使うか、スペアパーツ「ファイアグリル用ロストル」(1500円・税込)を手に入れよう。

いっぽう、ロストルは熱でベコベコに変形するけれど、使用には問題なし。使用歴20年以上のキャンパーも多いと聞く。

セット内容は本体の炉、ロストル、焼き網、スタンド。収納ケースは付属しない。

構成パーツが炉、脚、ロストルの3点+焼き網とシンプルなのもいい。脚の開き方だけ、ほんの少し慣れが必要だけれど、全体的には軽量で組み立てやすく、収納もコンパクトで快適。

そしてシンプルながらも、焚き火台の各所にギミックを搭載しているのがユニフレームならでは。

トライポッドのように使える「FGポットハンガー」7700円。10インチまでのダッチオーブンを吊るすことができる。

まず、目からウロコだったのが、脚の穴を使った吊り下げギアの「FG ポットハンガー」と「FG ハンガー」。

まさかこの「穴」を活用するとは……!

ファイアグリルの脚は、強度、加工、重量を考慮してパイプを採用しており、爪との接合個所に穴があいている。これはただ単に構造上、そうなっているだけだったのだが、ユニフレームはこの穴を活用しようと考えた。

トングなどを掛けられる「FGハンガー」1980円。

「普通にトライポッドを作ってもつまらないし、せっかく活用できる穴があったので作ってみました。見た目がスッキリしたほか、地面まで脚がない分、軽量化にもつながっています」と担当者。 

焼き網や鉄板は、炉の上部に突き出た爪部分に載せる仕様。こうすることで、炉の四隅から炭を出し入れしやすいし、網の四隅は食材の保温スペースになる。

調理で使う際、焼き網や鉄板を炉に対して斜めに置く構造も独特で、これにより、炭の出し入れもしやすくなっている。

こうしたユニフレームならではの機能が盛り込まれ、使いやすく、軽量でコンパクト、故障も少ないのにこの価格。間違いなくコスパ最強の焚き火台だと思う。

【注目ポイント1】
変形を防ぎ、空気を取り込むこの隙間、じつは重要なのだ!

コンセプトは「コンパクトで軽量な焚き火台」。軽量化=使用鋼材を薄くすることなので、薄くても壊れない設計にしているという。

「熱によるゆがみは必ず発生するので、それを前提に“ゆがみを逃がす”方法をとっています。炉の角のスリットは、ゆがみ防止と空気取り込みのふたつの役割です」(ユニフレーム担当者)