愛知・東三河地域を中心としたアウトドア&地域PRイベント「Outdoor Discovery 2021(アウトドアディスカバリー2021)」のレポート。ビジョンピークス、ローベンス、クイックキャンプなどのキャンプ用品の紹介など。

中部エリアのアウトドア事情がまるわかり!

2021年1月16、17日、愛知「Aichi Sky Expo」で愛知・東三河地域を中心としたアウトドア&地域PRイベント「Outdoor Discovery 2021(アウトドアディスカバリー2021)」が開催された。

入場者を制限、検温、消毒など新型コロナウイルス感染症予防対策を実施した上での決行で、地元メーカーやアウトドアショップ、地域の観光協会が出展。果たして中部エリア生まれのブランドやアウトドアスポットとは?

ヒマラヤのPB「ビジョンピークス」

「ビジョンピークス」は、岐阜に本社を持ち、全国展開しているスポーツ用品店「ヒマラヤ」が手掛けるプライベートブランド。コスパがよく、デザインも優秀だという評判が、お膝元の岐阜・愛知のキャンパーから全国へと波及している。

会場ではルーフフライを装備した2021年モデルの「クワトロアーチ2ルーム」(6万7900円)をお披露目。もうタープとテントの接続に頭を悩ますことがない!?

コスパの高い「TCバタフライシェルター」(5万3900円)。ソロ向きの小さいサイズも登場するというから楽しみだ。シェルターの中に入っているのはフライのない「TCルーテント」で、こちらもソロ向きのサイズができるという。

デンマーク発の人気ブランド「ローベンス」

ドイツのクラウス・ローベンスによって設立され、デンマークに本社を置く「ローベンス」。本社に最大風速200kmを計測する風力発生機と降雨マシンを用意して試験を実施し、過酷な環境に耐えうるテント作りで評価を得ている。

扱っているのは愛知・名古屋の輸入会社「トレイルヘッド」で、ローベンスのほかに「ネイタルデザイン」のスツール、「ゴーコット」の軽量ローコットなど世界各地のかっこいいギアを扱っている。

1.52kgの軽量テント「エルクリバー」(3万9800円+税)。インナーの奥行き215cm、幅最大80cm/最小50cm、高さ95cmでソロキャンプやソロの釣行によさそう。

ローベンスの注目は2020年登場の「チヌークウルサ」(14万3000円+税)。出入り口が大きく開くのでしっかり閉じてこもっても、タープのように広げてもどちらでもよし。

トレイルヘッドでは、キヌガサダケに似たデザインの「キヌガサシェード」の紹介も。点灯させるとテントや床に網目模様の光が描かれるのがかっこいい。

思い立ったらすぐアウトドアに挑戦できる「クイックキャンプ」

ワンタッチテントほか簡単にセットできるキャンプ用品で知られる「クイックキャンプ」は岐阜生まれ。

写真は2020年末に先行発売されたビッグサイズのテント「アルマジロ」(実勢価格6万4900円)。サイドのパネルは巻き上げのほかに別売りのポールを使って張り上げてもいい。

トンネル型にトップポールを加えた構造で、全高は約2m。大人が立って移動できるほど広い。また、トップポールのおかげで出入り口に小さなキャノピーが生まれている。もちろんインナーテント付き。

真鍮製品に定評あり「モナークワークス」

“非日常的な生活”をコンセプトにする愛知・豊川市のガレージブランド「モナークワークス」は、地面に刺す、置く、天板に挟むという3つの使い方ができる真鍮のランタンスタンド「tsurusu-3way」、真鍮製の蚊取り線香たて「katori」、トランペットからインスパイヤされたという2分割できるファイヤーブラスター「HIFUKI」(8500円+税)などを展示。人とは違ったプロダクトを手に入れたい人はWEBサイトをこまめにチェックしたい。

ペール缶を使ったロケットストーブ開発「リフトフ」

災害時にも役立つと注目されているロケットストーブをいち早く販売しはじめた「リフトフ鋼管ストーブ工房」も愛知・大府発。

すべての道具がペール缶に入っていて、手に入れたらすぐに遊べるフルセット「ロケット焚火缶」、ペール缶にカバーをかぶせることでトリプル燃焼を実現した「ウッドガス焚火缶」などを展示。

薪割り道具の「逆さ斧」。薪を刃にあて、鉄製のハンマーで薪を思い切り叩くとパカーンと気持ちよく割れる。

販売だけでなくレンタルも!「アドベンチャーファクトリー」

愛知・名古屋でキャンプ用品、アウトドア雑貨の販売をするほか、旅行用品のレンタルも行っているというのが「アドベンチャーファクトリー」だ。

デイツのオイルランタン、コールマンのオールドランタンなど味のある製品を多数用意し、販売していた。

なかにはキャンプ好き芸人、スパローズ・大和さんとSYRIDEのコラボ企画「大和ランタン」もあるだけ持ってきたそう。

こちらは使用感がかっこいいポケットストーブ。幸運を呼ぶとも言われる鹿の角を使ったランタンハンガーやキーホルダーも販売されていた。

ちなみに鹿の角のランタンハンガーはとても雰囲気がいいが、ペットがいるキャンパーはガジガジかじられやすいとのこと。手に入れた人は注意したい。

奥三河の森から生まれた「kinoco.」

設計事務所が考えた「kinoco.」(98万円)は奥三河の木材を使った地元愛あふれる隠れ家。Outdoor Discoveryでは近頃人気のサウナ仕様を発表していた。

室内はおおよそ1.5畳で、森の香りがする奥三河由来のエッセンシャルオイルの蒸気に包まれた安らぎの空間になるという。

エッセンシャルオイルのほかに、虫よけジェル、ハンドクリームも扱っている。自然のチカラで心地よい暮らしをしたい人によさそう。

手のひらに乗る小さなトーチを開発「粟代製材所」

愛知・東栄町の製材所「粟代製材所」では、製材所前に無人の薪販売所を設置しており、営業前、少量でもお手頃価格(なんと1束200円〜)で薪が手に入るためキャンプ場に向かう前に立ち寄る人は少なくない。

こちらには丸太に切り込みを入れたスウェーデントーチのほかに、写真のような小さなスウェーデントーチを開発。焚き火テーブルで楽しめる。

星が美しい「東栄町」

本格的な天体観測ができる完全予約制公共宿泊施設「スターフォーレスト御園」がある愛知・東栄町は“全国屈指の星空観測スポット”とアピール。

スターフォーレスト御園では、お手頃料金で宿泊できるほか、日帰り利用でバーベキュー場やプラネタリウムを利用できる。

東栄町では、アシスト自転車を利用した自転車旅も提案。体力に自身がない人も、アシスト自転車なら安心だ。

東栄町をPRする伊藤さんは「三河サ道部」主宰。サ道のサは、サウナのサ。フィンランド生まれ「サヴォッタ」のサウナテントを持ち込み、アウトドアでのサウナ活動もさりげなく紹介していた。

三河サ道部ではコラボイベントを随時募集中とのこと。コロナ禍が落ち着いたら、各地のイベントに出没するかも。

ふるさと納税の返礼がSOTO製品「豊川」

日本三大稲荷のひとつ「豊川稲荷」、豪快な「とよかわ手筒花火」、そして徳川家由来の寺社が点在する愛知・豊川市のブースにはSOTO製品がずらり。じつはふるさと納税のお礼の品人気ナンバー1が豊川市に本社を置くSOTOのバーナーだという。

こうしてOutdoor Discovery 2021を振り返ってみると、愛知・岐阜エリアには日本有数のアウトドアブランドが点在していて、ガレージブランドやショップも元気いっぱい。

時期的に新作のお披露目は少なかったのが残念だが、2020年の新作を目にする機会がほとんどなかったので、来場者にとってはことのほか新鮮だったようだ。

写真・文:大森弘惠