あの車中泊漫画がついに単行本化!
車中泊好き必読の漫画といえば、小田原ドラゴン先生の『 今夜は車内でおやすみなさい。』(ヤンマガWEB)。車中泊専門誌カーネル編集長・オーハシが「車中泊入門コラム」で執筆協力しているから、みなさんもちろんご存じですよね!?
実はこの連載の第1巻が1月6日(水)に発売となります! なんと、ありがたいことに「車中泊入門コラム」も収録されております~! ぜひお買い求めを!
というワケで、小田原ドラゴン先生にお祝いの言葉をお伝えするべく、講談社へいってきました!
小田原ドラゴン
漫画家。ヤングマガジン月間賞で奨励賞を受賞し、その年には連載開始。ペンを握って300日で連載開始という、ヤングマガジン誌上最短デビュー記録を持つ。
代表作は童貞戦士を描いた『チェリーナイツ』『ワイルドチェリーナイツ』(ともに講談社刊)
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SOTOBIRA編集部(以下、編集部):この度は『今夜は車内でおやすみなさい。』の単行本化、おめでとうございます!
小田原ドラゴン先生(以下、小田原先生):ありがとうございます。
編集部:カーネル編集長・オーハシの「車中泊入門コラム」も収録していただいたとのこと、うれしいです! 先生の車中泊ライフで役に立っていますか?
小田原先生:役に立っています。
編集部:このところ何回かに渡り(インタビュー当時)、DIY講座を展開していますが、先生のN-VANもなにかDIYされました?
小田原先生:DIYは面倒なので……しないです……。
編集部:(あっ……気を取り直して)今日はN-VANでいらしているんですよね! さっそく拝見させてください!
小田原ドラゴン先生の愛車・N-VANの車中泊装備は!?
おおおー! 本物だ! 漫画はモノクロのためわかりませんでしたが、ボディカラーは純正色のガーデングリーン・メタリック。
緑色が好きで「いい感じのグリーンだった」とのことで、このカラーを選んだそう。
ちなみに漫画の主人公・シャーク小笠原はご本人なのかどうか聞いたところ……
「ほぼ自分です。だいたい実体験ですが、そうじゃないこともあります」とのこと。セミドキュメンタリー車中泊漫画となっております!
そんな主人公・シャーク小笠原=小田原ドラゴン先生が、ついにN-VANを手に入れた日!
実はカーネル編集長・オーハシが納車式に同席していたのです。
実際の画像はこちら! 小田原先生、うれしそう。
漫画では見積額250万円に対し、予算の200万円で抑えるべく、心を鬼にしてオプションを削りに削りまくったシャーク小笠原。なんとフロアマットまでも……。
▼詳細は第5話「シャーク、鬼になる」▼
しかし、そんなシャーク小笠原でも、どうしても削れないものがありました。
それは……ルーフキャリア。自由の象徴ルーフキャリア!
そしてこれが噂の、ルーフキャリア!
編集部:これが漫画にも出てきたルーフキャリアですね! カッコいい! ふだんは何を積んでいるのですか?
小田原先生:いえ、一度も積んだことないです。
編集部:えっ……そうなんですか?
小田原先生:でもルーフキャリアが装着されているだけで、『あの人、アウトドアやっているんだな』って思うじゃないですか。それがいいんです。
編集部:(やっぱり漫画と同じだ……)
車内の装備はこんな感じ。トラック用のマットにスナグパックの寝袋(下限外気温度-7℃)、ジャクリのポータブル電源、電気毛布、ライト、シートバックのオーガナイザー、シェードなど。
天井の収納スペースに置いてあるのは、愛犬・ちょんぴー用のベッド。
車中泊グッズはレビューを参考に高評価なものを、インターネット通販で購入。
リビング仕様にするときは壁面にクッションを置い、くつろいでいるそうです。
編集部:いま欲しい車中泊グッズってありますか?
小田原先生:ベッドキットが欲しいですね。車内の収納スペースが少ないので、ベッド下を収納スペースにしたいんです。その上にテーブルを置いて、車内でイラストや漫画を描く作業ができれば……。
あと先日、アウトドアショップに行ってきて、焚き火台が欲しくなりました。
編集部:漫画にもありましたね。その前はキャンプ場でも車中泊していて、到着30分でなにもやることがなくなってしまったという……。
小田原先生:拾ってきた枝でお湯を沸かして、インスタントコーヒー飲んだり。それだけでも楽しめそう。
編集部:もしやキャンプにも興味が……⁉ テント買ったり、アウトドア料理を作ったり……!
小田原先生:本格的になると面倒くさがるタイプなので、それはないですね。だから焚き火にしても、キャンプとは違う感じにしたい。例えばもらったレシートを燃やすとか? あ、レシートを燃やすのはよくないので、なにか車中泊っぽい焚き火を考えたいですね。
編集部:今後、車中泊旅で出かけたい場所はありますか?
小田原先生:以前、自走で北海道の宗谷岬まで行ったことがあるので、次は最南端の鹿児島まで行ってみたいですね。もちろん自走で。
編集部:その車中泊旅の目的は? どんなことをしたいですか?
小田原先生:その時々で変わってくるから、いまは特にないですね。その自由さが車中泊だと思うんです。
編集部:なるほど!
小田原先生:僕は自由を求めて車中泊をしているんです。自分ひとりの自由な時間を奪われたくないから、結婚願望もないです。万引きだって一回もしたことありません!
編集部:え? 万引き⁉(なぜ突然?)
小田原先生:昔、遠方にある自動販売機の売上金を回収するアルバイトをしていたんです。
編集部:はい……?
小田原先生:ひとりで行って、ひとりで回収する仕事で、誰も見ていないから、悪いことをしようと思えばできるわけです。でもそんなことで捕まって自由を奪われたくないから、絶対にしませんでした!
編集部:……。なるほど……。では最後に単行本が売れたら、購入したいものを教えてください!
小田原先生:そうですね、いいものが食べたいです。いい弁当を食べに行きたいです。
編集部:ありがとうございました!
▼弁当の話▼
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そんな自由な車中泊旅を愛する小田原ドラゴン先生の新刊「今夜は車内でおやすみなさい。」は、2021年1月6日(水)発売!
発売を記念して、なんと1月4日(金)発売の「ヤングマガジン」に「今夜は車内でおやすみなさい。」が出張掲載! こちらもぜひ!