ひときわ注目を集めていたキャンプ用品 10!
去る10月31日(土)・11月1日(日)の2日間、快適生活研究家・田中ケンさんが率いるアウトドア・アクティビティのプロ集団「TEAM outside」が運営する「TOKYO outside Festival 2020」が開催。舞台は秋晴れの東京・昭和記念公園。
毎年春に開催されている人気イベントだけあり、出展者数を絞っているものの注目度は大。
とくに今年はキャンプ用品の新作に触れるチャンスが少ないため、ブランドのスタッフから直接、新製品を紹介してもらったり、既存製品のスタイル提案に感心したりするキャンプ好きファミリーの姿が目立っていた。
まずは出展ブランドのなかから、ひときわ注目を集めていたキャンプ用品10点を紹介!
【コールマン】サイドパネルが跳ね上がる新作テント!
コールマンの新作、「ウェザーマスター4Sワイド2ルームコクーンⅢ」(173,800円)。前後のパネルを跳ね上げられるほか、Ⅲ型はサイドのパネルも張り上げてリビングをぐーんと拡大できるようになった。
ファニチャーをセットしても移動しやすいし、蒸し暑い夏でも今まで以上に涼しく過ごせそう。ウェザーマスターらしいブラウンカラーに、赤い張り綱がカッコイイ。
【エープラス】憧れの“火のある生活”を応援
火のある暮らしを提案し、薪ストーブや関連アイテムを紹介しているエープラス。そのバイヤーが「どれもこれもいちいちカッコイイ」と一目惚れしたというのはオフィアというオランダ発のブランドだ。
写真は1枚のレザーから作られている「エプロン」(15,000円)と焚き火台「アイランド85/100」(480,000円)。
「アイランド85/100」は薪の収納ラックをかねた調理台、焚き火台&グリル、調味料などを入れるスチールボックスのセットとなっている。ビッグサイズなのでキャンプというよりは、別荘や広い庭に置いて優雅な焚き火時間を過ごしたい人向き。
こちらはエープラスオリジナルの「ガーデントーチ」(3,200円)。オイルを使ったランタンで、揺らめく炎が夜のキャンプを彩ってくれる。庭に差してセットするが、持ち運び用のバッグがあるのでキャンプにも持って行けそう。
最新作はドバイからやってきたALBAWADI。ドバイから仕入れたキャンピングバッグシリーズで、ドバイの砂漠を思わせるサンドベージュが今どきのキャンプスタイルにマッチする。一番大きなトラベルパックで22,000円となかなかお買い得なプライス。
【ゼインアーツ】大人気テントの連結スタイル
大人気のゼインアーツ「ゼクーM」(76,800円)が会場に登場。新作ではないけれど、出入り口がほぼ垂直なので2張りをギリギリまで近づけて設営できるそう。会場では2張りを接続し、片側はリビング、もう片方はインナーを取り付けて寝室にするというなんとも贅沢なキャンプサイトを提案していた。
【ヨコザワテッパン】あの無骨かわいい鉄板がオシャレに!
シンプルな鉄板だけれど、よく見るとエッジの処理がきちんとなされているし、小さいのに家族4人分くらいの肉を焼けるのがイイ。しかも自宅のコンロでもおいしい肉を焼けるとあって、おうちキャンプ人気でまたまた盛り上がりを見せているヨコザワテッパン。
これまでにもいろいろな関連アイテムが発売され、ことごとくヒットしているのはご存じのとおり。今回は鉄板を載せられるウッドプレートを発表し、来場者からの問い合わせ多数。この好評ぶりは、またまたヒットの予感大だ。価格・発売時期未定なので楽しみに待ちたい。
【sanzoku mountain】男前なアイアン製アイテム
「心地いいキャンプをそして心地よく焚火を」というコンセプトで男前なキャンプ道具を発表しているsanzoku mountain。
今をときめくガレージブランドだけあり、焚き火台などオリジナルアイテムの販売は絶好調。焚き火台やペグ、ハンマーなどがズラリ並ぶなか、イチオシはランタンハンガー「shockセット」(15,000円)。無骨なフックと独特なシルエットは、ビンテージなランタンと好相性。
【SPOONFUL】焚き火台と薪を運んで風防にもなる
風呂敷みたいに荷物に合わせてカタチを変えるトートバッグでおなじみ、SPOONFULの新作は「ログキャリー」。
SPOONFULの顔、サイドのファスナーやボタンを開閉できるトートバッグでは、当然焚き火台を運べるし、キャンプ場ではログキャリーになって、風防にもできる。でも、風防にするにはちょっと知恵が必要なので、よりユーザーにわかりやすいよう改良したのが新作「ログキャリー」というわけ。
大(12,800円)と小(9,800円)の2サイズ、2色展開で適当な棒とペグを使えば焚き火の風防に変身する。ソロ向きの小さな焚き火台は小、それ以上のサイズの焚き火台なら大を選択しよう。
【WINDY AND RAINY】フッ素加工を施したエレガントなシェラカップ
カッコイイ星形タープで有名なWINDY AND RAINYの新作は、ありそうでなかなかお目にかかれないフッ素加工を施した深型シェラカップ「Sierra300GOLD」(3,300円)。
シェラカップは底に汚れが残りやすいけれど、フッ素加工のおかげでスルッと落ちる。ちなみに外側のゴールドカラーはメッキではなく、ステンレスを熱処理することによるもの。真鍮っぽい上品な色に仕上げているのもWINDY AND RAINYのこだわりだ。
【ラチタ】ポータブル電源は安全性が重要!
日本生まれのラチタが作るポータブル電源は、リチウムポリマー電池を採用しているので安定性抜群。しかも写真の「エナーボックス-SP」(72,800円)は防沫タイプだから、冬キャンプの悩み、結露にも対応するというから頼もしい。
「カーチャージャー」(9,980円)と「ソーラーパネル」(25,800円)とともに用意すれば、長期キャンプ旅も安心だし、万一の防災アイテムとしても重宝する。
大人も楽しいワークショップが盛りだくさん
こんな時代だけれど、少人数制で衛生管理に気をつければ、気になることを先生に直接教えてもらえるワークショップだってできる。これがオープンエアの強みだ。
暮らしに植物を取り入れて
グリーン&マルシェコーナーでは手がかからずかわいいと人気の多肉植物、茎や葉が少しいたんでいるだけで廃棄されるロスフラワーを用いたワークショップが行われていた。SOTOBIRAでおなじみの三沢真実さんも花のワークショップを開催。
▼三沢真実さんの連載はこちら▼
溶接で自分だけの道具を作る
溶接体験が大人気のFe★NEEDSは、その場で自分の手でシェルフを作れる! 単純なのに今どきのキャンプサイトにピッタリのアイアンシェルフができるから、体験者は大満足。
現在、鎌倉本店は休業中だが、東京・中目黒店は11月21日(土)よりワークショップを再開。本格的な溶接ワークショップを行っている鎌倉本店の再開も期待しながら待とう。
車中泊カーの展示に来場者は興味津々
車中泊カーならキャンピングカーほど気張らず運転できて、テント泊よりも気軽に旅に出られる。おまけに自分らしいスタイルを出せる! 車中泊カーコーナーはひときわ目立っており、来場者の期待が大きいことがわかった。
車内を自分らしくカスタム
「E-Lifeカーゴキット」などを装備したクラフトプラスのハイエース。ミントグリーンのかわいいルックスでありつつ、シートもデニムとモンステラ柄で温かみがありつつ甘すぎないのがいい。
キャンプ好き注目の個性派車両
世界の珍しいクルマを手配してくれるルパルナスは、ロシアから到着したUAZ(ワズ)2206とラーダ・ニーヴァを展示。角張ったシルエットは今どきの男前キャンプにも、ナチュラルテイストのスタイルにもピッタリ。道具を詰め込むのも、車内泊向けに改造するのにも都合よさそう。
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今回紹介したブース、製品だけでなく、ヨガレッスンの時間を設けたり、バンジートランポリンやツリーイング体験など家族で遊べるプログラムも多数用意されており、大盛況のうちに幕を閉じたTOKYO outside Festival2020。次回の開催も期待しよう。
写真・文/大森弘惠
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