レクビィのキャンピングカー「プラスDD」を紹介。ハイエース スーパーロングをベースにしたキャンピングカーで、2段ベッド仕様になっているのが特徴。またミッドセンチュリーテイストのインテリアでゆったりと落ち着いた雰囲気で旅することができる。

家族でゆったり旅ができる“貴賓室”空間

落ち着いた雰囲気のインテリアと、過ごしやすいくつろぎ空間に定評のある「プラスシリーズ」に、新たなバリエーションが登場した。今回追加ラインアップされたのは、二段ベッド仕様の「プラスDD」。ミッドセンチュリー風の洗練された内装は、まるで“貴賓室”のようで、上質な車中泊旅を楽しめそうだ。

DDの名前の意味は“ダブルデッカー”、つまり2段ベッド。ダイネットの状態ではフレームがないため、2段ベッドだということがまったく分からない。ゴージャスなソファーといった印象。

ソファーはシートバックが大型なので、ゆったりとくつろぐことができる。ミッドセンチュリー調の内装も落ち着く。

けれどシートバックを持ち上げると、上段ベッドに早変わりするという仕組みだ。

下段はバタフライタイプのシートとマットを展開することで、大人3人分の就寝スペースに。2段ベッドと対面式のダイネットを並行して使えば、寝食分離の空間として使うことができる。

また、セカンドシートを前向きにして、シューズボックスをスツールにして使えば、ギャレー周辺をダイネットにするという空間レイアウトも可能だ。

バンコンでも、バンクスペースをしっかり確保。人数分の寝具を収納できる。

車両の後部には、収納やトイレ、更衣室として使えるマルチルームを装備。宿泊地の近くにトイレがないシチュエーションでも、安心して車中泊ができる。

トイレなどに使えるマルチルーム。

ソファーの上には折り畳み可能な吊り棚を装備。こちらも身の回りの物を置いておくのにちょうどいい。

中央部には調理などがしやすいギャレーを設置。冷蔵庫が付いているので、食品ストックも安心だ。

49ℓサイズの冷蔵庫は、4名1日分の食品をストックできるので実用的。

2人旅をメインにしたプラスシリーズだったが、このモデルの登場によってファミリーでの旅も可能になった。

こんな人にオススメ!

孫や友人夫婦と旅をしたい人にピッタリと言えるだろう。また二段ベッドを常設にしておいて、寝る場所とくつろぐ場所を別にしておきたいという人にも。空間レイアウトが多様。

プラスDD 4,841,000円~(税別 ※取材車はSuperior仕様)

■ベース車両/ハイエースSLキャンパー特装車 ■サイズ/全長5380×全幅1880×全高2285㎜ ■主要装備/横向き3人掛けソファーベッド、前向きFASPシート、2段ベッド、コンロ、シンク、エアコン、リアヒーター、収納スペース、115Ahサブバッテリー、走行充電システム、室内照明、床下収納庫、オーバーヘッド吊り棚、100V電源など

【問】レクビィ ☎0561-41-3613

写真・文/山崎友貴
出典/カーネルvol.46 2020 夏号

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