キャンプ用品メーカー「コールマン」と「ロゴス」の2020年春夏・新製品展示会をまとめてレポート! SOTOBIRA編集部が注目したトピック別に、来シーズンにリリース予定のキャンプギアを紹介します!

※今回紹介した製品は、2020年春以降に発売予定です。価格、仕様、素材、デザインなどは予告なしに変更する場合があります。
※価格はすべて税抜きで表記しています。

コールマン&ロゴス! SOTOBIRA編集部が注目したトピックスはこれだ!

毎年、夏から初秋にかけてはキャンプ業界がざわつく季節。というのも、各キャンプ用品メーカーから来シーズンの新製品が発表されるから! 来季はどんなキャンプギアがリリースされるのか、どんな展開が待っているのか!? 

こちらの記事では「コールマン」「ロゴス」の2大キャンプ用品メーカーに注目し、SOTOBIRA編集部が注目したトピック別に、2020年春夏のキャンプギアを紹介しよう!

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注目その1 ロゴスもコールマンも「テント+α」の新展開!

3ルームの新提案。ロゴス「neos 3ルームドゥーブル XL-BJ」は88,000円

SOTOBIRA編集部が注目したのは、両メーカーともに「テント+α」の新展開を打ち出してきたこと。

ロゴスはテントのキャノピー下に蚊帳「デビルブロックルーム」を吊るして、新たなリビングを生み出す新スタイルを提案。2ルームテントなら、キャノピー下にもうひとつのリビングが加わって「3ルームテント」になるという仕様だ。

ロゴスの上級ライン「プレミアム 3ルームドゥーブル WXL-BJ」。169,000円

デビルブロックルームは、パネルシステムにトグルでセットし、サイド部はファスナーで連結

これはキャノピー自体にフレームを通し、強度をアップさせたロゴス独自の「パネルシステム」を採用しているからこその技。さらに、「デビルロックルーム」に採用されているメッシュは、きめが細かいので小さな虫の侵入を防ぎ、UVカット率や遮光率が高いのも特徴だ。

コールマン「タフオープン2ルームハウス」。45,273円。

コールマンのマスターシリーズ「4S ワイド 2エアリウム」。81,637円。

一方のコールマンは、オープンタープとテントを一体化させた「オープン2ルーム」仕様のテントを発表。

通常のテントキャノピーにプラスαで、オープンタープを装備。このオープンタープはあらかじめテントに連結されているので、単独のオープンタープよりも設営が簡単。サブポールや張り綱が少なくてすむのがメリット。オープンタープ使用時でも、テントキャノピーは巻き上げ/クローズが可能で、さまざまなシーンに対応する。

マスターシリーズの「4S ワイド 2エアリウム」と、「タフオープン2ルームハウス」の2モデルで展開予定。

注目その2 ソロテントも気になるけれど、大きめテントも見逃せない!

コールマン「ツーリングドーム/LX」。ナチュラルカモ柄で寝袋やチェア、ソフトクーラーなどもラインアップ

自然に溶け込むナチュラルカモ柄

ソロや少人数のキャンプスタイルが人気で、コールマンはナチュラルカモ柄の「ツーリングドーム/LX」、ロゴスは「neos Q-TOPリバイバルSOLODOME-BJ」などをリリース予定だが、SOTOBIRA編集部は、大型テントのリリースに注目!

コールマン「4Sワイド2ルーム コクーンIII」。158,000円

コールマンはウェザーマスターシリーズの「コクーン」をさらに進化させた「4Sワイド2ルーム コクーンIII」を投入。「ウェザーマスター ワイド2ルーム コクーンⅡ」よりもリビングの奥行きが約30cm長くなったほか、サイドキャノピーを新搭載。開放感とアレンジの幅が大幅にアップした。別売のインナーテントを追加すれば、寝室2ルーム仕様も可能になる。

またマスターシリーズのすべてのインナーテント素材は、従来のポリエステルタフタから、コットンポリエステルに変更。遮熱性、通気性に優れ、湿気を吸収するコットンポリエステルの採用で、夏も涼しく快適に過ごすことができる。

ロゴス「グランベーシック リバイバルコテージL-BJ」。90,000円

ロゴスはロッジタイプのテント「グランベーシック リバイバルコテージL-BJ」をリリース予定。壁面が垂直に近い形で立ち上がるので、圧迫感が少なく快適。また側面ドアパネルに大型キャノピーを備えている。

ロゴス「グランベーシック エアマジックDOUKUTSUシェルター-BJ」。145,000円

またテントではないが、ハイエースがすっぽり入る大型シェルター「グランベーシック エアマジックDOUKUTSUシェルター-BJ」もインパクト大。同じく来春発売予定のエアマジックテント対応の電動ポンプを使えば、8分ほどで設営可能だ。

注目その3 両メーカーから “陣幕”がデビュー!

ロゴスの「LOGOS JINMAKU-BJ(タープフィット)」

近年、愛用する人も増えている“陣幕”タイプのアイテムが、両ブランドから登場していたのも、今回のトピックのひとつ。プライベート空間の確保や、風の吹きこみを防いでくれるキャンプギアだ。

ロゴスの「LOGOS JINMAKU-BJ(タープフィット)」は、難燃性の生地を採用。焚き火の火の粉が付いても燃え広がることがなく安心。サイズは(約)幅900×高さ140cm。17,200円。

コールマン「スクリーンメッシュウォール」

圧迫感のないメッシュタイプを使用

コールマンは「スクリーンメッシュウォール」の名前からも分かるようにメッシュ仕様。ビンテージテイストのグランジプリントで、ウッドウォールをイメージ。視線を適度に遮るとともに、風の吹きこみをブロックするスクリーンとしても使用可能だ。サイズは(約)幅300×高さ145cm。4528円。

注目その4 コールマンは「ダークルーム」が絶好調! ラインアップがさらに増加!

コールマンの「タフスクリーン2ルームハウス LDX+/MDX+」は、寝室とルーフフライにダークルームテクノロジーを採用。リビングは明るい

日光や紫外線を90%以上ブロック、室内の温度上昇を大幅に軽減する「ダークルームテクノロジー」。室内が暗く、遮光性抜群&夏でも涼しいテントとして認知され、2018年のリリース以来、かなり好調とのこと。これを受け、2020年はラインアップを拡充。「ダークルームテクノロジー」搭載のアイテムを「+(プラス)シリーズ」として展開する。

コールマン「クイックアップIGシェード+」は、フロントドアに光を通す生地を採用。フルクローズでも真っ暗にならない。8,437円

ラインアップは「タフスクリーン2ルームハウス」の「LDX+」「MDX+」のファミリー向けテントのほか、ソロ用「ツーリングドーム/ST+」、ポップアップ式で設営が簡単な「クイックアップIGシェード+」など。ソロテントやサンシェードにも「ダークルームテクノロジー」が広がったのはうれしい知らせだ。

注目その5 ロゴスからはバーベキュー関連アイテムが続々!

火床が3つあり、オーブンやスモークもできるグリルカバーが2つ付属する「LOGOS CHEF グランチューブラルグリル」はバーベキューパーティに最適。68,000円

ロゴス「eco-logosave アイアンウッドグリル」はサイズ違いで2タイプ用意。付属の木製パネルは天板やラックとして使える。「80XL」が23,500円、「80L」は19,900円

「LOGOS CHEF 蓋付きガーデングリル」。本体は琺瑯加工。54,500円

毎年、かなりの数の新製品を発表するロゴスだが、2020年の新製品では焚き火やバーベキューコンロ関連アイテムにバリエーションが増えた印象。

まず、バーベキューコンロ全体の仕様変更としては、使用時の高さを従来の70cmから約80cmに統一(ハイスタイル時)。立ち作業がより快適に行えるようになっている。

ロゴス「アイアンウッド囲炉裏サークルテーブルL」。31,000円

また、キャンプ用囲炉裏型テーブルの先駆者的存在でもあるロゴスが放つ次の一手が、「アイアンウッド囲炉裏サークルテーブルL」。大人数でテーブルを囲める円形スタイルを採用した。

すべてのパーツが分解でき、薄く平らに収納できる焚き火台「LOGOS Theピラミッドマスター」も登場。54,000円

2020年のコールマン、ロゴスもお楽しみに!

今回、紹介したキャンプ用品以外にも、2020年リリース予定の新製品は両メーカーともまだまだある! コールマンファンもロゴスファンも、2020年春をお楽しみに!

※今回紹介した製品は、2020年春以降に発売予定です。価格、仕様、素材、デザインなどは予告なしに変更する場合があります。
※価格はすべて税抜きで表記しています。