アウトドアメーカー・モンベルが提案する環境スポーツイベント「SEA TO SUMMIT(シー・トゥー・サミット)」。2016年は日本全国で全9戦が開催されましたが、その最終戦となる三重・紀北大会に、2016年11月12~13日、編集部の紅一点・ヨシザワが参加してきました! 今回は、その参戦レポートの後編! いつもはクールなヨシザワが、今回はがんばりましたよー。……アレ、でも、上のゴール写真に、ヨシザワがいない!?

慣れないロードバイクで22km。
スイー、スイーと紀北を満喫!!

第2種目は里のステージ。ロードバイクに乗り換えて、22㎞を駆けぬけた……つもり!! 沿道に立つ地元の皆さんの笑顔や声援が、私の背中をドンと押してくれた。景色はみるみるうちに変わっていく。白石湖の牡蠣棚、種まき権兵衛。キャンプin海山の敷地を通り、橋を渡れば、自転車のフィニッシュ。あー、気持ちいいーーーーー!!! しかし、取材チームから遅れていた私は、自転車の写真がなく、ここでは『トランピン』チームで参戦していた山畑理絵さんと猪野正哉さんの写真で、紀北の美しい景色をご堪能くださーい!!

完走への最終セクション。
ラスボスは急坂の階段だ!

ロードバイクを置いたら、残りはハイク。標高599mの便石山(びんしやま)の山頂が、今大会のフィニッシュ地点。正直、ハイクのことはまったく心配していなかった。というより、ハイクまでたどり着けると思っていなかった、というのが本音。「山頂までは約2時間」というスタッフの方を信じて、一歩、二歩、三歩……。熊野古道・馬越(まごせ)峠登山口から、便石山山頂へ。苔むす石畳の登山道は、現代人の時間感覚をうばうほど、とってもきれいでした。しかし、立ち止まっているわけにもいかず、足切りの時間を意識していたため、プロトレックをチラチラと確認。自分の足切りはともかく、先を歩く『カーネル』チームのMa-Ya(マーヤ)さんには無事に山頂までたどり着いてほしいなぁ。なんて考えつつ馬越峠を過ぎると、他人の心配をしていられないほど急坂の階段が待ちうけていた。ここまできたからには登るしかない!と息を長めに吐いて、覚悟を決める。休みながら登っていくと、見覚えのある顔の青年と目が合った。青年は「カヤックの!」と言い、私は「SUPの!」と返す。SUPを漕ぐのが2回目という青年とは、海上で短い会話を交わしていたけど、なんと山で再会。そんな出会いに感激しつつ、重たい足を動かしていると、木々の間から海が見えた。山頂はもう近い、はず!? と思っていたら、「あとちょっと、がんばれ」とオオハシ編集長が迎えにきてくれた。そして、ついに頂上!!!!! 2016年の最終戦となる「SEA TO SUMMIT」であり、初参加となった「SEA TO SUMMIT」を、無事に完走することができました。お世話になった皆さん、応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました!

大会を終え、明日は会社だと、参加者の皆さんは早々に解散。クルマを運ぶオオハシ編集長を待つあいだ、Ma-Yaさんとふたり、自販機で買ったミルクティーで乾杯! 「9サミッター(全大会完走)おめでとうございます」と私。「支えてくれてありがとう」とMa-Yaさん。残念ながら、感動のフィナーレは一緒に迎えられなかったけど、これでいい。じんわりと温かい気持ちで、紀北町をあとに。

追伸

さて、『SOTOBIRA』チームとして参戦した私、ヨシザワ。無事に完走したのはいいのですが、一緒に出場していた『カーネル』チームのMa-Yaさんや、『トランピン』チームの山畑さん&猪野さんはどうなったのか!? 実は、そっちが本編ですよ! 2017年、3月発売予定の『カーネル』、『TRAMPIN’』に掲載予定。そちらもぜひともお楽しみに!!